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NEC、マイクロタワーモデル『VALUESTAR U』の2000年夏モデルを発表――上位機は新型Athlonを搭載、DVD-RAM搭載モデルも

2000年07月03日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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日本電気(株)の社内カンパニーであるNECソリューションズは7月3日、家庭用マイクロタワー型デスクトップパソコン『VALUESTAR U』シリーズの2000年夏モデル4機種を発表した。最上位機種の『VU850N/47D』は、同シリーズとして初めて、外部記憶装置にDVD-RAMドライブを採用する。また、春モデルと比べて大幅な機能変更はないが、上位2機種がThunderbirdのコードネームで知られる新型のAthlon-850MHz/800MHzを採用するなど、CPUの性能を向上させ、HDDの容量も大きくした。『VU800N/47D』の出荷開始は7月6日で、その他の機種も順次出荷となる。なお、春モデルは、K6-2-500MHz搭載のエントリーモデル『VU50L/35B』のみ継続して販売される。

『VU850N/47D』
『VU850N/47D』



『VU850N/47D』と『VU800N/47D』

上位機種の『VU850N/47D』および『VU800N/47D』は、それぞれ現行機種の『VU850N/37D』および『VU700N/37D』の後継機にあたるモデル。

最上位機種の『VU850N/47D』は、CPUに“フルスピード・キャッシュ”*を内蔵する『エンハンスト3DNow! テクノロジ850MHz AMD Athlonプロセッサ』を搭載し、チップセットにAMD-750を採用するモデル。そのほかの基本スペックは、128MBのSDRAMメモリー、約30GBのHDD(Ultra-ATA/33対応)という構成になっている。外部記憶装置としてFDドライブとDVD-RAMドライブを内蔵し、CD-ROMを最大24倍速で、DVD-ROMを最大6倍速で読み込み、DVD-RAMディスクに対して片面に2.7GB、両面に4.7GBを記録できる。

*2次キャッシュをオンダイにして高速化した

『VU800N/47D』は、CPUに同じく“フルスピード・キャッシュ”を内蔵する『エンハンスト3DNow! テクノロジ800MHz AMD Athlonプロセッサ』を搭載し、チップセットにAMD-750を採用するモデル。そのほかの基本スペックは、64MBのSDRAMメモリー、約30GBのHDD(Ultra-ATA/33対応)という構成になっている。外部記憶装置としてFDドライブとCD-R/RWドライブを内蔵し、最大32倍速の読み込み、最大8倍速の書き込み、最大4倍速の書き換えに対応する。

以下2機種共通で、グラフィックスアクセラレーターは米nVIDIA社製のVanta(AGP 2xモード対応)で、VRAMが8MB。サウンドアクセラレーターはシンガポールのクリエイティブ・テクノロジー社製ES1373/Sound Blaster Audio PCI。

モデムはK56flex/V.90対応モデムを内蔵し、主なインターフェースはUSB×5(本体×3、キーボード×2)、パラレル×1、シリアル×2、PS/2×2。本体サイズは幅181×奥行き389×高さ363mmで、重さは約11.3kg(『VU800N/47D』は約11kg)。スクロール機能対応のマウス(USB接続)と、ワンタッチスタートボタン付きキーボード、外付けのステレオスピーカー、17インチCRTディスプレーが付属する。主な付属ソフトは、マイクロソフト(株)製の『Office 2000 Personal』、アダプテックジャパン(株)製のCD-R/RWの書き込みソフト『Easy CD Creator 4 Standard』、『BIGLOBEかんたん接続ナビ』など。

『VU850N/47D』は8月10日出荷開始で、価格はオープン(予想実売価格は20万円台半ば~後半)となっている。『VU800N/47D』は7月6日出荷開始で、価格はオープン(予想実売価格は10万円台後半)となっている。

『VU55L/47D』と『VU55L/45D』

『VU55L/47D』および『VU55L/45D』は、それぞれ現行機種の『VU55L/37D』および『VU55L/35D』の後継機にあたる。2モデルのスペックは同等だが、付属するディスプレーが異なる。『VU55L/47D』が17インチCRTディスプレーで、『VU55L/45D』が15インチCRTディスプレーとなっている。

『VU55L/47D』は、CPUにK6-2-550MHzを搭載し、チップセットはグラフィックスアクセラレーターを統合した台湾Silicon Integrated Systems社製のSiS530(4MB VRAM)を採用した。そのほかの基本スペックは、64MBのSDRAMメモリー、約30GBのHDD(Ultra-ATA/33対応)という構成になっている。サウンドアクセラレーターは、米ESS Technology社のES1938 Solo-1。外部記憶装置としてFDドライブと、最大32倍速の読み込み、最大8倍速の書き込み、最大4倍速の書き換えが行なえるCD-R/RWドライブを内蔵する。

モデムはK56flex/V.90対応モデムを内蔵し、主なインターフェースはUSB×2、パラレル×1、シリアル×1、PS/2×2。本体サイズは幅181×奥行き389×高さ363mmで、重さは約10kg。スクロール機能対応のマウス(PS/2接続)と、ワンタッチスタートボタン付きキーボード、外付けのステレオスピーカーと、17インチ/15インチCRTディスプレーが付属する。主な付属ソフトは、マイクロソフト(株)製の『Office 2000 Personal』、アダプテックジャパン(株)製のCD-R/RWの書き込みソフト『Easy CD Creator 4 Standard』、『BIGLOBEかんたん接続ナビ』など。

『VU55L/47D』は7月27日出荷開始で、価格はオープン(予想実売価格は10万円台半ば)となっている。『VU55L/45D』は8月10日出荷開始で、価格はオープン(予想実売価格は10万円台前半)となっている。

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