日本ボルチモアテクノロジーズと日立ソフトウェアエンジニアリングが、XML対応の電子署名ツールキット『X/Secure』を発表

日本ボルチモアテクノロジーズ(株)と日立ソフトウェアエンジニアリング(株)は29日、XML形式のデータに電子署名を行なうツールキット『X/Secure』(エックスセキュア)を発表した。価格は70万円からで、製品化に当たっては他にロイヤリティーが必要となる。7月1日に出荷を開始する。併せて、両社は、XML分野の市場開拓のために、システム開発やXMLビジネスモデル構築などで提携すると発表した。

同製品は、XMLで記述されたビジネスデータに公開鍵暗号方式で電子署名を行なうためのアプリケーション開発ツールキット。ECビジネスで必要となる取引相手の認証、署名内容の否認防止、文書データの改ざん防止などの機能を提供する。電子署名では、電子認証局が発行したデジタル証明書によって安全性を確保するとしている。両社では、企業が同製品を導入することで、XMLによるアプリケーション同士のデータ互換とPKI(公開鍵インフラ)による電子署名を統合でき、安全性が確保された企業間ECシステムを構築できるとしている。

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