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TDK、AAC/MP3対応の携帯プレーヤーを発表――ファームウェアでコーデックをアップグレード

2000年06月23日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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TDK(株)は21日、マルチコーデックに対応した携帯型音楽プレーヤー『D-XS2』を発表した。コーデック方式はAACとMP3*で、プログラマブルDSPチップを採用し、本体のファームウェアを書き換えることで、複数の圧縮形式のデータを再生できる構造になっている。発売は7月15日で、価格はオープンプライス(予想実売価格は3万円前後)。

*AAC:Advanced Audio Codingの略で、MPEG-2で規格化されている音     声圧縮技術。
MP3:MPEG-1 Audio Layer3の略。MPEGの音声部分の規格


『D-XS2』。本体下部には、ストラップ用のリングが取りつけられている 『D-XS2』。本体下部には、ストラップ用のリングが取りつけられている



『D-XS2』は記録メディアに半導体メモリーMultiMediaCard(MMC)を採用。手の中に収まるサイズで、裏面は曲面処理が施されている。本体下部にストラップ用のリングが取りつけられており、首からぶら下げることもできる。

本体中央の6×7ドットの液晶ディスプレーは、横に6文字が表示できるほか、バッテリーの状態、再生モードなどを表示できる。バックライトは搭載しない。本体の再生/停止/スキップといった操作は、本体右上部のレバー“ジョグスイッチ”で行なう。2段階のバスブーストと、4つのプリセットイコライジング(JAZZ/POP/ROCK/NORMAL)を選択できる。 ステレオミニジャック対応のイヤホンを同梱するが、リモコン操作には対応しない。

『D-XS2』付属のイヤホン。携帯プレーヤーでより原音に近いサウンドを再生することを第一に、エンコードを行なった際に不足がちになる中低音の音圧を補えるよう、再生周波数帯域が広いイヤホンをヘッドホンメーカーと共同開発したという『D-XS2』付属のイヤホン。携帯プレーヤーでより原音に近いサウンドを再生することを第一に、エンコードを行なった際に不足がちになる中低音の音圧を補えるよう、再生周波数帯域が広いイヤホンをヘッドホンメーカーと共同開発したという



対応するコーデック方式はAACとMP3で、ビットレートは128/96/78/64kbpsの4段階。本体には32MBのMMCが1枚付属し、これに記録できる時間は、64kbpsの場合で約60分、128kbpsの場合で約30分となっている。インターフェースはUSBで独自の小型のコネクターを採用する。パソコンとの接続には付属の専用ケーブルを利用する。

一方、同梱する音楽再生・管理ソフトは、同社が米リキッドオーディオ社と共同で開発した『TDK D-XS Music Manager』。CDをAAC形式に圧縮するエンコード機能、AACやMP3形式のデータを管理・再生するデータベース機能、プレーヤー本体にデータを転送する機能を持つ。エイベックスグループの“@MUSIC(アットミュージック)”など、音楽配信方式としてLiquid Audioを、コーデック方式としてAAC/MP3を利用した音楽配信サイトからダウンロードした音楽を管理・再生することも可能だ。

なお、同ソフトはリキッドオーディオが開発したSDMI準拠*の著作権保護技術“SP3(Secure Portable Player Platform)”を採用する。同時に3台のプレーヤーに転送でき、転送したデータはそのプレーヤーでしか再生できない仕組みになっている。

*SDMI:Secure Digital Music Initiativeの略。レコード会社やデジタル機器メーカー100社以上が加盟する、デジタル音楽の著作権保護に関する業界団体

電源は単4電池(ニッケル水素充電池/アルカリ乾電池)×1。ニッケル水素充電池を同梱し、約3時間の充電で約4時間連続で再生できる。アルカリ乾電池の場合の連続再生時間は、約5時間。対応OSはWindows 98のみ。サイズは幅38.6×奥行き25.4×高さ83.5mm、重さ58g(電池とMMC込み)。

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