このページの本文へ

オリンパス、手ぶれ防止機能付き光学10倍ズームレンズ搭載のデジタルカメラを発表――200万画素の普及機、A4サイズ対応の昇華型プリンターも

2000年06月15日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

オリンパス光学工業(株)は15日、211万画素CCDを搭載したデジタルカメラ2機種を発売した。『CAMEDIA C-2100 Ultra Zoom』は、光学式手ぶれ補正機能を搭載した10倍ズームレンズとデジタルズームを併用し、35mmカメラで約1000mm相当の超望遠撮影が可能な一眼レフタイプ。『CAMEDIA C-990ZOOM』は、ベストセラー機種のCCD画素数をアップした上、動画撮影機能も追加した普及機だ。C-2100は8月上旬の発売で、価格は13万8000円。C-990は6月30日発売で価格はオープン、実売予想価格は約6万円。またA4サイズ対応の昇華型プリンターとしては格安の12万8000円という価格を実現した『CAMEDIA P-400』も発表された。発売は7月中旬。

手ぶれ補正で超望遠撮影も可能な『CAMEDIA C-2100 Ultra Zoom』


『CAMEDIA C-2100 Ultra Zoom』。オリンパスの伝統を受け継ぐL字型デザイン
『CAMEDIA C-2100 Ultra Zoom』。オリンパスの伝統を受け継ぐL字型デザイン



『CAMEDIA C-2100 Ultra Zoom』は、光学式手ぶれ補正機能搭載の10倍ズームレンズを搭載した一眼レフタイプのデジタルカメラ。1/2インチ・211万画素(有効画素は202万画素)の補色系CCDを搭載する。感度はISO100/200/400相当の3段階をオートかマニュアルで切り替えて使用できる。

記録画素数は1600×1200(SHQ/HQモード)/1280×960(SQモード)/1024×768(同)/640×480(同)の4種類から選択できる。画像形式はTIFFとJPEG。記録メディアはスマートメディアを採用し、同梱の8MBタイプを利用した場合、1600×1200ピクセルのSHQモードで約5枚、同ピクセルのHQモードで約16枚、1280×960ピクセルのSQモードで約38枚、640×480ピクセルのSQモードで約82枚としている。Motion JPEG形式による動画撮影と音声記録も可能だ。

C-2100の最大の特徴は、10倍という高倍率ズームレンズを搭載した点。10群13枚構成で、焦点距離は7~70mm、35mmカメラ換算では38~380mm相当となる。開放絞り値は高倍率ズームとしては明るく、ワイド端でF2.8、テレ端でF3.5という大口径タイプだ。最大2.7倍のデジタルズームも搭載し、光学ズームと併用すれば最大27倍、35mmカメラ換算で1026mmという超望遠撮影が可能になる。

レンズには49mm径のフィルターを装着できる。ステップアップリングを併用すれば、同社のワイドコンバーターレンズも使用可能。テレコンを装着するとさすがにケラレるという レンズには49mm径のフィルターを装着できる。ステップアップリングを併用すれば、同社のワイドコンバーターレンズも使用可能。テレコンを装着するとさすがにケラレるという



レンズに手ぶれ補正機能を搭載した点も特徴となっている。DVカメラで一般的なデジタル式補正ではなく、レンズ中群に配置された補正光学系を、レンズの動きに合わせて微妙に移動させることでぶれを補正する“シフト式光学手ぶれ補正”。CCDの読み出し位置を変えてぶれを補正するデジタル式では画像の劣化や画角変化が発生するが、光学式ではこうした問題が発生しないという。

同社によると、手ぶれ補正オン時には約1.5~2段程度高速なシャッタースピードでの撮影が可能になるという。一般に、手ぶれを目立たせずに写真を撮るには“焦点距離分の1秒”のシャッター速度が必要になる。C-2100で最大限にズーミングした場合、35mmカメラ換算で1026mmとなる。従って手持ちでは最低でも1/1000秒という高速シャッターを切る必要がある(しかしシャッター速度優先AE時の最高速は1/800秒)。手ぶれ補正をオンにして2段分稼げるとすると、1/250秒でも手持ち撮影が可能ということになる。これがISO100相当の感度設定だとすると、さらにISO400相当に上げて2段分高速化できる。つまりISO100相当で1/60秒のシャッターが切れる明るさがあれば、約1000mmの超望遠撮影が手持ちでもできるということになる。

露出モードはプログラム/絞り優先/シャッター優先の各自動露出とマニュアルモードを用意。“シーンプログラム”も搭載し、ポートレートや夜景など、被写体に合わせた最適な設定を自動的に行なってくれるという。測光モードは、中心となる被写体と背景の輝度差を加味して露出を決定する“デジタルESP”と中央部重点測光とスポット測光の3方式。スポット測光では、任意の最大8点を測光して適正露出を得られる“マルチスポット測光”を利用できる。ハイライトとシャドーを測光すればバランスのとれた露出が得られるという機能で、同社の銀塩一眼レフ『OM-3Ti』に搭載されている。

ボディー上面。露出モードはダイヤルでスムーズに変更できる。手ぶれ補正はレリーズボタン半押しで作動を開始する。もちろんメニューで選べばオフにもできる
ボディー上面。露出モードはダイヤルでスムーズに変更できる。手ぶれ補正はレリーズボタン半押しで作動を開始する。もちろんメニューで選べばオフにもできる



ポップアップ式のフラッシュでは通常の発光モードに加え、スローシンクロで“先幕シンクロ効果”“後幕シンクロ効果”の2種類を選択できる。これは銀塩一眼レフが採用するフォーカルプレーンシャッターで可能なフラッシュ撮影をシミュレートしたもの。通常のフラッシュ撮影である先幕シンクロに対し、後幕シンクロは露出の後半で発光させるため、動きのある被写体では残像を伴う美しい画像が得られるというものだ。また外部シンクロ端子を備え、同社の専用ストロボを接続できる。

撮影モニターとして、ボディー背面に1.8インチのTFT液晶ディスプレーを搭載するほか、ビューファインダー内部に0.55インチのTFT液晶ディスプレーを搭載、光学式では難しい100パーセントの視野率を確保した。

インターフェースはパソコン接続用として専用USB端子のほか、シリアル(RS-232C)、AV出力端子(NTSC)、外部マイク端子。電源は同梱のリチウム電池(CR-V3×2)か、単3型電池×4本を使用する。サイズは幅112.5×高さ77.5×長さ141mm、重さ540g(本体のみ)。

C-2100は、『C-2500』と『C-3030』の両機種の系統に連なる新しいシリーズだという。211万画素CCDを採用したのは、破格の高倍率ズームのイメージサークルが、300万画素クラスのCCDに合わないためという
C-2100は、『C-2500』と『C-3030』の両機種の系統に連なる新しいシリーズだという。211万画素CCDを採用したのは、破格の高倍率ズームのイメージサークルが、300万画素クラスのCCDに合わないためという



ついに普及機も200万画素に――『CAMEDIA C-990ZOOM』


『CAMEDIA C-990ZOOM』。デザインは前機種と同じで、ボディーカラーが前々機種の『C-920ZOOM』と同じシャンパンゴールドに戻った
『CAMEDIA C-990ZOOM』。デザインは前機種と同じで、ボディーカラーが前々機種の『C-920ZOOM』と同じシャンパンゴールドに戻った



C-990ZOOMは、ベストセラーとなった前機種『C-960ZOOM』の基本仕様を受け継ぎながら、CCD画素数を131万画素から211万画素にアップし、動画撮影機能を追加したもの。1/2.7インチ211万画素の補色系CCDを搭載、レンズは焦点距離5.4~16.2mm(35mmカメラ換算で35~105mm相当)、F2.8~4.4の3倍ズーム。デジタルズームと合わせて最大7.5倍のズーム撮影ができる。

追加された動画撮影機能では、Motion JPEG形式による毎秒15コマ、320×240ピクセルのムービーが最大約15秒、または160×120ピクセルで最大約60秒まで撮影可能。ただし音声は録音できない。

記録画素数は1600×1200(SHQ/HQモード)と640×480ピクセル(SQ/SQ高画質モード)で、JPEGとTIFFの2形式に対応。8MBのバッファーメモリーを搭載し、撮影間隔は約1秒としている。露出制御はプログラムオートと露出補正(+/-2EV)。2倍のデジタルズーム、3段階の感度設定(ISO100/200/400相当)も搭載した。

インターフェースはRS-232C端子とAV出力端子(NTSC)を装備した。電源は単3型×4本(アルカリ/ニッケル水素/リチウム/ニカド)か、リチウム電池(CR-V3×2本)。同社によると、アルカリ乾電池で約300枚の撮影が可能という。

サイズは幅127×高さ66.5×奥行き53mm、重さ270g(本体のみ)。

10万円台を実現したA4サイズ対応の昇華型プリンター『CAMEDIA P-400』


『CAMEDIA P-400』。「ホームユーザーにミニラボを」として月産1万台の強気な姿勢で一般ユーザーへの浸透を目指す 『CAMEDIA P-400』。「ホームユーザーにミニラボを」として月産1万台の強気な姿勢で一般ユーザーへの浸透を目指す



P-400はA4サイズ対応の昇華型熱転写方式プリンター。100万円以上する高価格な業務用のみだったA4サイズ対応機を、10万円台の低価格で実現した。

印刷解像度は314dpi、各色256階調で1677万色の印刷が可能。A4サイズの印刷スピードは約90秒で、写真印刷ではインクジェットプリンターに比べ3倍ほど高速だという。ランニングコストは、A4サイズ1枚当たり192円という。

スマートメディアスロットとPCカードスロットを各1スロットずつ備えた上、モノクロ液晶ディスプレーを搭載。そのためパソコンがなくても、デジタルカメラで撮影した画像を直接取り込み、液晶ディスプレーで画像を確認しながら印刷することができるようになっている。インデックスプリント印刷機能も備えた。

インターフェースはパラレルとUSBを装備。サイズは幅422×高さ311×奥行き275mm、重さ11.3kg。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン