日立マクセル(株)は8日、書き換え型である4.7GB DVD-RAM規格(Ver.2.0)に準拠したDVD-RAMディスク5品種を7月11日から順次発売すると発表した。また、これらに先立ち、データ用ディスクのパソコンメーカーなどへの量産出荷を今月中に開始する。今回発売するのは、データ用の『データ用
両面9.4GB・DVD-RAMディスク(カートリッジ入り)』、『データ用 片面4.7GB・DVD-RAMディスク(カートリッジ入り)』、『データ用
片面4.7GB・DVD-RAMディスク(カートリッジ無し)』の3品種と、録画用『DVD-RAMディスク(標準モード時:片面120分)』、ビデオカメラ用『ビデオカメラ用
8cmDVD-RAMディスク(高画質モード時:両面60分)』の合計5品種。
C/N比を高めた低エラーディスクとディフェクトマネジメント方式の採用により信頼性を確保したという。また、相変化記録膜の最適化により、繰り返し記録でも特性劣化が少なく、高い書き換え耐久性を実現したとしている。保存寿命は室温で10年以上(同社の標準試験による)。また、カートリッジタイプ入りタイプで『データ用
両面9.4GB・DVD-RAMディスク(カートリッジ入り)』を除く3品種は“TYPE2”カートリッジを採用する。これにより中のディスクが取り出せ、DVD-RAMに対応したDVDプレーヤーなどで、録画した映像情報などが読み出せる。
『データ用 両面9.4GB・DVD-RAMディスク(カートリッジ入り)』(DRM94F)は、両面使用で、記憶容量は9.4GBのデータ用DVD-RAMディスク。発売日は7月10日。価格はオープン(予想販売価格は3800円)。
『データ用 片面4.7GB・DVD-RAMディスク(カートリッジ入り)』(DRM47R)は、片面使用で、記憶容量は4.7GB。発売日は8月25日。価格はオープン(予想販売価格は2700円)。『データ用
片面4.7GB・DVD-RAMディスク(カートリッジ無し)』(DRM47)は、カートリッジに入っていない片面使用ディスク。記憶容量は4.7GB。発売日は9月25日。価格はオープン(予想販売価格は2300円)。
『DVD-RAMディスク(標準モード時:片面120分)』(DRM-V47R)は、DVDビデオレコーダー向けのDVD-RAMディスク。著作権保護技術であるCPRM(Content
Protection for Recordable Media)に対応する。これにより1世代コピーが許可された録画回数制限のある映像コンテンツに使用できる。片面使用で、記憶容量は標準モードで約120分。発売日は7月10日。価格は2700円。フォーマット済み。
『ビデオカメラ用 8cmDVD-RAMディスク(高画質モード時:両面60分)』(DRMS-V28R)は、ビデオカメラ用に8cmのディスクを採用したDVD-RAMディスク。両面使用で、記憶容量は高画質モードで約60分。発売日は8月25日。価格は3000円。フォーマット済み。