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トレンドマイクロ、スペインで発見された携帯電話にメール送信するウイルス“VBS_TIMOFONICA”への対応を発表

2000年06月09日 00時00分更新

文● 編集部

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トレンドマイクロ(株)は8日、スペインで発見された携帯電話用メールアドレスに送信されるウイルス“VBS_TIMOFONICA”に、パターンファイル725以降で対応すると発表した。

“VBS_TIMOFONICA”はワームに分類されるトロイの木馬型不正プログラム。“ラブレター”などと同様にVBスクリプトで記述され、Outlookの機能を利用しメールを介して増殖する。ワームは件名が“TIMOFONICA”で、“TIMOFONICA.VBS”というファイルを添付したメールを、アドレス帳に登録されているすべてのメールアドレスに対し自動的に送信する。マシンのCMOSデータを壊すという悪質な破壊活動も持っているという。

同社では、今までのワームと異なる特徴として、携帯電話のメールアドレスを標的にメール送信を行なう点を挙げている。携帯電話のメールアドレスは“<電話番号>@<電話会社のサイト名>”という形式をとるものがポピュラーだが、このワームは電話番号部分をランダムに作成してメールを送信しているという。携帯電話で受信した場合、携帯電話上でワームが活動することはないが、スパムメールが送られてきたのと同様の被害を受けるとしている。このワームはVBスクリプトで記述されているため“ラブレター”の時のように多くの亜種が出回る可能性があると警告している。

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