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富士通とルーセント、次世代IPベースネットワークの構築で提携

2000年06月06日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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富士通(株)と米ルーセント・テクノロジーズ社は6月6日、都内で、日本やアジア、太平洋地域において次世代ネットワーク*の構築で提携すると発表した。

*次世代ネットワーク:ここでいう次世代ネットワークとは、ギガビットネットワークやブロードバンドではなく、キャリア会社のIPベースのネットワークのことを指している。交換機ベースネットワークの次世代として、「IPベースのネットワークを我々は次世代ネットワーク(NGN)と呼んでいる」(富士通、ネットワーク事業本部事業計画統括部第一推進部長の窪田好宏氏)という

握手を交わす富士通の専務取締役である森寺章夫氏と、ルーセントのエグゼクティブバイスプレジデントであるコリン・ゴルダー(Colin G. Golder)氏
握手を交わす富士通の専務取締役である森寺章夫氏と、ルーセントのエグゼクティブバイスプレジデントであるコリン・ゴルダー(Colin G. Golder)氏



今回の提携では、ルーセントの『Softswitch』というマルチプロトコル・ソフトウェアを核とし、富士通がフロントに立ってキャリアやISPに対し、日本やアジア、太平洋地域で同社のIT技術を活かし事業を展開する。そして、ルーセントはバックヤードで、Softswithの開発などを行なうという。

日本ルーセント・テクノロジー(株)の代表取締役社長の清水英一氏は、「次世代ネットワークの構築に関わる分野で、この6月1日に戦略的な提携の合意にいたった。今回の合意は、今後の本格的な次世代ネットワークの時代を支える、意味のある提携だと認識している。提携が両社にとって補完的な関係にあるというのが大事な点」と、語った。

日本ルーセント・テクノロジーの清水社長日本ルーセント・テクノロジーの清水社長



富士通の森寺専務は、「キャリアではIPベースのネットワークを本格的に検討している。管理や制御、サービスの提供を従来型のネットワークに付加するという形を考えている。サービスのグレードに応じてサービスを提供可能で、VoIPや今後出てくる新しいサービスをタイムリーに早く提供できる形を作り上げていく」と、述べた。

ルーセントのゴルダー氏が「次世代ネットワーク革命をリードしていくための提携」と語り、富士通の森寺氏が「富士通はSoftswithについては自ら開発しません」と宣言したように、本来競合する分野において、共にやっていくほうがよいと両社は戦略的な提携を行なう道を選択した。他の分野についても「話し合いながら、開発していこうと思っている」(森寺専務)と、今回の提携がファーストステップで、今後提携を拡大していく可能性があると語った。

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