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【BMC Assurance 2000 Vol.6】BMC、IA-64アーキテクチャー向けのPATROLの開発を表明――併せてアベイラビリティーの保証でINSUREtrust.com社と提携

2000年05月25日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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運用管理ソフトなどを出荷している米BMCソフトウェア社は5月21日~26日までの期間、米国・ラスベガスにおいて、プライベートショー“BMC Assurance 2000”を開催している。同社は24日(現地時間)、IA-64アーキテクチャー向けの運用管理ソフト『PATROL』の開発を表明。併せて、アベイラビリティーの保証において、米INSUREtrust.com社と提携したと発表した。

今年後半にはIA-64対応PATROLのβ版を

BMCは、米インテル社のIA-64アーキテクチャー向けの運用管理ソフト『PATROL 2000』を、2000年の後半にはβテストに入り、Itaniumのプロセッサーとその上で動作する64ビットのOSが出荷されたときに製品を出荷する予定という。

米ヒューレット・パッカード社のIA-64マーケットコミュニケーションマネージャーのダーク・ダウン(Dirk Down)氏は、「Itanium向けの製品で、BMCと共に作業している」とコメントした。

HPのダーク・ダウン氏
HPのダーク・ダウン氏



Assurance for assurance

BMCは、ASPサービスなどのアベイラビリティー保証などで、INSUREtrust.com社と提携すると発表した。INSUREtrust.comは、eビジネスのリスク管理で、ASP業者が契約書を作成するときなどのバックアップを行なっている会社。

INSUREtrust.comの上級副社長であるメアリー・フィスベーカー(Mary Fisk-Bieker)氏に話を聞いた。

INSUREtrust.comのメアリー・フィスベーカー上級副社長
INSUREtrust.comのメアリー・フィスベーカー上級副社長



メアリー「わが社は、ASP業者が契約書を作るときにバックアップするのが仕事です。ASPと契約しようとする会社が不安に思うこともあるでしょう。そんなとき、わが社がASPのサービスを保証してあげるのです」

――今回の話は北米に限定した話なのでしょうか?

メアリー「そうです。しかしアジアなどグローバルな展開も視野に入れています。アジアで行なうには、そこの各国の法律や事情に契約内容をあわせることを注意深く行なう必要があるでしょう」

――提携して展開していくということはどうでしょうか?

「はい、あります。すでに米ベリサイン社とは損害を補償するというサービスを展開しています。もしダウンするようなことがあったとき、ダウンタイムに応じてベリサインがその顧客に支払います。そして、わが社はベリサインに対して補償します」

――保険の再保険のようなものでしょうか?

「Assurance for assuranceと言うこともできるでしょう。」

――日本などへ進出してくる計画はありますか?

「もちろん考えています。台湾、シンガポールなどから考えています。しかし現実問題として、国際的に展開するための人的リソースが足りません」

――ありがとうございました

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