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インタービジョンと米Razorfish、合弁会社を設立し企業ECサイトの構築支援サービスを展開

2000年05月18日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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ソニーグループの広告代理店である(株)インタービジョンと、コンサルティングやシステム開発を手掛ける米Razorfish社は17日、合弁で“株式会社インタービジョン・レーザーフィッシュ”(Intervision-Razorfish,Inc.)を2000年7月に設立すると発表した。インタービジョンのマーケティングスキルと米Razorfishの技術スキルを合わせ、電子商取引サイトの構築・再構築を目指す企業に対し、ビジネスコンサルティングから、ウェブデザイン、バックエンドシステムの構築、マーケティングを、一貫して提供する。

新会社の資本金は3億円。2社が50パーセントずつ出資し、代表取締役には現インタービジョンのカスタマイズド・コミュニケーション事業室長である田中義啓氏が就任する。従業員数は30名で、Razorfishから10名が出向する予定。本社は東京都内に置く。

左から、インタービジョン代表取締役社長の安藤孝四郎氏、新会社の代表取締役に就任する田中義啓氏、Razorfishのチーフサイエンティストであるクレイグ・カナリック(Craig Kanarick)氏
左から、インタービジョン代表取締役社長の安藤孝四郎氏、新会社の代表取締役に就任する田中義啓氏、Razorfishのチーフサイエンティストであるクレイグ・カナリック(Craig Kanarick)氏



Razorfishの創設は'75年。欧米を中心に、世界8ヵ国で12のオフィスを展開し、約1600名の従業員を抱える。'99年には、ナスダック市場に上場を果たした。これまで、SIベンダーから番組制作プロダクションまで、十数社の企業を積極的に買収している。ワイヤレス通信や広帯域通信向けのサービスの開発も手掛けており、こうした技術は新会社のサービスにも導入される。

新会社の事業は、一見、広告業と直接関係しないものだ。インタービジョン代表取締役社長の安藤孝四郎氏は、今回の合弁の経緯について「クライアントが求めているものが変化している中で、ネットビジネスのためのトータルなソリューションの提供が必要になると考えた」とした。そうしたことを踏まえ、技術が先行するアメリカの企業を対象にパートナーの選考を行なった結果、Razorfishが候補として挙がったという。

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