18日、デジタルアイランドジャパンは、東京・中央区築地にデータセンターを開設、日本向けに電子商取引用の高速ネットワークサービスを開始したと発表した。
すでに同社はニューヨーク、サンタクララ、ホノルル、ロンドン、シリコンバレーにデータセンターを開設している。23ヵ国(アメリカ、カナダ、メキシコ、スペイン、イギリス、フランス、ドイツ、ブラジル、ロシア、イスラエル、マレーシアなど)の主要なネットワーク接続業者とつなぐ専用ネットワークを構築している。
14Gbpsの広帯域ATMバックボーンと1300台以上のエンタープライズサーバー(コンテンツ配信専用サーバー)を利用し、同時に25万ユーザーに向けてストリーミング配信を可能にしている。今後2003年までに6000台以上の配信サーバーを世界350ヵ所に設置、拡大していく予定だという。
今回、7番目のデータセンターを東京に開設し、国際的に電子商取引やインターネットによるストリーミング配信などを行なうための拠点を強化する。
同社のアプリケーションサービスを利用することにより、ライブ放送と、購買・決済機能を持ったオンライン広告を組み合わせたコンテンツの高速配信や、ユーザーがアクセスしている地域に特化*したコンテンツ(母言語)を自動生成して提供できるようになる。
*顧客企業のサイトにアクセスするユーザーの所在地を自動検出し、コンテンツの内容やレスポンスを最適化したり、有料コンテンツの課金業務をサポートする“TraceWare”を用意している
また、ホノルル、ロンドンのデータセンターで24時間体制でウェブサイトのデータを監視したり、企業側で持ち込んだサーバーの代行管理(コロケーション)業務なども行なう。
Digital island Inc.社長、Leo S.Spiegel氏は、「データホスティング、高速配信システム、専用ネットワーク、電子商取引用ネットワークアプリケーションなどのサービスをパッケージ化して提供していく。今後、インターネットを利用したビジネスを日本企業がワールドワイドで展開していく上で積極的なサポートをしていきたい」と語った。
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| Digital island Inc.社長、Leo S.Spiegel氏(写真右)と、日本法人のデジタルアイランドジャパン代表取締役、グレン・イノウエ氏(写真左) |
