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クボタ、ビジネスマン向けにOffice2000学習ソフトを発表

2000年05月16日 00時00分更新

文● 若菜麻里

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(株)クボタは16日、マイクロソフト(株)の“Microsoft Office 2000”の操作方法を習得するための学習ソフト“OfficeTeacher2000”を発表した。6月1日に発売予定で、価格は1万2500円。

体験版の画面例。右におすすめ操作ナビ、中央に完成例が示され、左側でExcelの文書を作成している
体験版の画面例。右におすすめ操作ナビ、中央に完成例が示され、左側でExcelの文書を作成している



OfficeTeacher2000は、Office 2000に含まれるワープロソフト“Microsoft Word 20000”、表計算ソフト“Microsoft Excel 2000”、およびプレゼンテーションソフト“Microsoft PowerPoint 2000”の操作方法を、パソコン上で、実際にソフトを操作しながら、学習できるのが特徴だ。学習内容は、ビジネスマンにとって必要な機能に絞り込まれており、箇条書き機能を活用した文書や、グラフや表を用いた報告書、集計機能を用いた売上実績管理表、アニメーション機能を利用したプレゼンテーション資料など、ビジネスの現場でよく使われている文書を演習形式で作成していくというものだ。演習中は、ExcelやWordの作業領域の右または左側に、設問などが書かれた“おすすめ操作ナビ”画面が表示される。操作方法がわからない場合は、この画面上に表示された設問部分をクリックすれば、最も効率よい作成手順が詳細に表示される。

OfficeTeacher2000では、演習問題が全部で31問、基礎問題が84問用意されているほか、基礎的な使い方や言葉の定義は、87項目のリファレンスにより確認できる。標準学習時間は、初めてこれらのソフトを使用するユーザーで87時間を想定しているという。

左から、エイネット代表取締役社長の西畑好博氏、クボタの技術開発本部電子技術センターKSWAD-PT主査で部長の川村喜紀氏、クボタ営業推進部部長の山田健人氏
左から、エイネット代表取締役社長の西畑好博氏、クボタの技術開発本部電子技術センターKSWAD-PT主査で部長の川村喜紀氏、クボタ営業推進部部長の山田健人氏



開発を担当した、クボタの技術開発本部電子技術センターKSWAD-PT主査で部長の川村喜紀氏は、「通常の学習ソフトでは、オーサウェアを利用するが、この製品では、ExcelやWordなど実際のソフトを用いて、完成例を参照しながら、企画書などを作成できるのが特徴だ」としている。また、営業推進部部長の山田健人氏は、「世の中には数多くのOffice 2000の学習教材があるが、機能を中心として、解説されているものが多い。OfficeTeacher2000は、企業のホワイトカラーの生産性を高めることに着目し、ビジネスで必要な文書作成の方法を中心に教材を構成した。マイクロソフトからも高く評価されている」と語っている。

OfficeTeacher2000の販売は、総代理店として、ネットワーク関連サービス会社のエイネット(株)が担当する。エイネット代表取締役社長の西畑好博氏は、「代理店などとも協力して、企業ユースをメインターゲットとして販売する。その他、パソコンショップの店頭やインターネット上でも販売する予定だ。販売目標は、初年度で5万本、2年目に15万本を見込んでいる」と意欲を示している。

動作環境は、Windows 95/98、Windows NT 4.0、Windows 2000に対応。メモリは64MB以上推奨、HDDは約60MB、画像解像度は、800×600ドット以上が必要。そのほか、Office 2000が必要。なお今年7月末に、Office97対応版を発売予定だ。

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