インテル(株)は24日、0.18μmプロセス技術を採用したフラッシュメモリー製品『Advanced
+ Boot Block フラッシュメモリ』を発表した。
同製品は、フラッシュメモリー領域のほかに、保護レジスター領域を内蔵するので、セキュリティー対策専用のチップが不要となる。また、外部電圧スイッチロジックを付加しなくても書込み性能が低下しない。そのため、メーカーは、同製品を組み込んだ機器を製造する際に、その部品の点数を削減し、製造工程を短縮できるという。さらに、同製品では、プログラムとデータを同一のフラッシュメモリーに記憶させるソフト『インテル
フラッシュ・データ・インテグレータ(IFDI)』を利用できるため、開発者はハードウエアの変更なしに、機器の仕様を変更できるという。
同製品は、容量別に64Mbit、32Mbit、16Mbitの3種類が用意される。サンプル出荷は、32Mbitがすでに開始され、16Mbitが2001年2月に、64Mbitが2001年6月に開始される。量産出荷は、32Mbitが9月に、16Mbitが2001年4月に、64Mbitが2001年9月に開始予定。価格は、32Mbitが1個1800円(1万個受注時)、16Mbitと64Mbitは未定。同製品の生産は、現在操業している米国サンタクララ工場のほか、オレゴン州、ニューメキシコ州、コロラド州の各工場でも今年末までに開始するという。