ネットジャパン、年内の新製品発売スケジュールを発表――5月にWindows 2000対応の『Drive Image』『Partition Magic』を発売
2000年04月20日 00時00分更新
(株)ネットジャパンは20日、都内で発表会を開き、4月以降の新製品発売スケジュールを発表した。それによると、まず5月にバックアップソフト『Drive
Image』『同Pro』など5製品の最新バージョンを発売。そして12月にはHDDのパーティション変更ユーティリティー『Partition
Magic』のバージョン6.0を発売、これは米マイクロソフトが開発中の『Windows
Millenium Edition』に対応する予定だという。
![]() | 『Drive Image 3.0』 |
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5月中旬に発売するのは、『Drive Image 3.0』と、ネットワーク対応の『Drive
Image Pro 3.01』、HDDの内容を丸ごと別のHDDにコピーする『Drive Copy 3.0』、Windows
2000 Professionalに対応した『Partition Magic 5.01』、データ復元専用ソフト『Easy
Restore 3.01』の5製品。すべて米PowerQuest社が開発した製品の日本語版だ。
このうちDrive Image 3.0は、HDD内のデータを丸ごとバックアップ可能なユーティリティー。新バージョンでは新たにWindows
2000 Professionalに対応したほか、LinuxのEtx2ファイルシステムのバックアップ/リストアを完全にサポート。大容量HDDにも対応し、IDEで40GB、SCSIで36GBまで検証済みとしている。価格は1万5800円。ネットワークでの使用を想定したDrive
Image Pro 3.01もWindows 2000に対応。追加アプリケーションやパッチを多数のクライアントに一度に配信する“Delta
Deploy”など新ツールも搭載している。価格は5万円から。
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Drive Image 3.0の操作画面 |
Drive Copy 3.0もWindows 2000とLinuxのEtx2ファイルシステムに対応した。価格は6000円。Partition
Magic 5.01とEasy Restore 3.01もWindows 2000への対応が行なわれた。価格はPartition
Magic 5.01が1万5800円。Easy Restore 3.01が3万4000円から。
同社では、Drive Imageと同Proは11月上旬、Partition Magicは12月上旬に、Windows
Millenium Editionに対応させた新バージョンを発売する予定としている。
またネットワーク向け製品として、米Ripple Technologies社の『LogCaster
3.0』を8月末に発売する。これはWindows NT/2000のログ監視ソフトで、障害の前触れを発見すると管理者に警告を出し、突然のクラッシュを防ぐというもの。また米DuoCor社の『StandbyDisk』『SystemGardian』の発売も予定。これはメインのHDDに障害が発生すると、バックアップ用HDDに自動的に切り替えて停止時間を最小限に抑えるソフト。
![]() | ネットジャパン社長の蒋冠成氏 |
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発表会で、同社社長の蒋冠成氏は、「ネットジャパン設立5周年を迎え、業績も順調に伸びている。今後もデータバックアップユーティリティーやネットワーク関連ソフトにフォーカスしていく」などと語った。'99年の売上は15億円。2000年は5億円アップの20億円を目指すとしている。
