ヤマハ(株)は18日、インターネットとライブを融合させた公開オーディション“MusicFront(ミュージック・フロント)”6月に開始すると発表した。これは、インディーズ系のバンドを中心に、新人アーティストを発掘し、“ネットデビュー”させることを目的とする公開ネットオーディション。公募したアマチュア作品から選抜された楽曲が、ウェブ上で自由に試聴でき、試聴者の人気投票によって優秀作品を決定するという。ライブイベントも開催し、ライブ会場や携帯電話からの投票なども予定している。
優秀作品となったアーティストは、著名アーティストのアドバイスのもと“ネットデビュー”を飾り、インターネットをはじめ各種情報端末への音楽配信によって楽曲を販売するほか、CDデビューも目指すという。試聴・投票を通じたサイトへのアクセスユーザーに対して、各種音楽情報なども併せて提供する計画となっている。
同社によると、試聴者の投票によって作品を選ぶことから、消費者ニーズにあったアーティストの発掘が可能となり、また「自分で選んだアーティスト」としてファン層の拡大を期待できるとしている。