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NTT東日本とNTT西日本、リアルタイム・レコメンデーション・エンジン『AwarenessNet システム』の販売を日本IBMに供託

2000年04月12日 00時00分更新

文● 編集部

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東日本電信電話(株)(NTT東日本)と西日本電信電話(株)(NTT西日本)は11日、EC分野で“One to One”システムを実現するリアルタイム・レコメンデーション・エンジン『AwarenessNet システム』を14日に発売すると発表した。また、同システムを日本アイ・ビー・エム(株)に供給し、同社が推進するEビジネスにおける“CRM(Customer Relationship Management)ソリューション”の1つとして販売することでも合意した。3社は同システムを利用した“One to One ECソリューション”実現のため、システム構築技術、運用技術、品質向上の面で相互協力していくとしている。

“One to One”は購買傾向や趣味嗜好など、ユーザー人一人で異なる属性を考慮に入れたマーケティング手法。レコメンデーション・エンジンは多数のアイテムの中からそのユーザーに勧める(recommend)べきアイテムを抽出するシステム。AwarenssNetとは、NTTの登録商標で、ネットワークに潜在する価値のあるもの(情報)を顕在化するというコンセプトから命名されたもの。

『AwarenessNet システム』は、ホームページ上で商品紹介や情報提供をする場合に、ユーザー個々のニーズに合わせた情報を、多数の情報の中から自動的に抽出し紹介するシステム。多数の商品やユーザーを有する流通業などの企業向けの製品。インターネットショップにおけるユーザー別の商品お勧め機能、インターネットバンキングにおける最適な金融商品の提案機能、最適なバナー広告の配信やパーソナライズ(個別化)されたダイレクト電子メール配信などに適用できるという。価格は、10万ユーザー、10万アイテム程度の規模を想定した場合、約2000万円より。これには最小構成ハードウェア(サーバーが2台)とソフトウェアの基本ライセンス、工事費用が含まれる。

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