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キャンパスクリエイト、大学生考案のAIBO用ヘッドフォンを発売

2000年03月31日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)キャンパスクリエイトは、ソニー(株)のエンターテインメントロボット『AIBO』専用のヘッドフォン『aiHeadphone DP-101』を発表、4月1日から購入予約受付(Tel.03-5754-0777)を開始する。

aiHeadphoneは、AIBOの耳に装着するAIBO専用のヘッドフォンで、電気通信大学大学院生で機械制御工学専攻の小池剛史氏が考案したもの。本体の中身は通常販売されているヘッドフォンと同じで、これをAIBOの耳に装着できるデザインにしている。

ヘッドフォンを付けたAIBO。ワンポイントアクセサリーとしても可愛らしい
ヘッドフォンを付けたAIBO。ワンポイントアクセサリーとしても可愛らしい



AIBOには自律、パフォーマンス、ゲームという3つのモードがあり、このうちパフォーマンスとゲームは、AIBOに付属する専用の音を出すリモコン(サウンドコマンダー)が必要となる。このサウンドコマンダーの音をヘッドフォンを通してAIBOに聞かせると、AIBOはさまざまなパフォーマンス命令をすぐに認識できる。サウンドコマンダーの音を録音し、オーディオ機器とヘッドフォンを接続してAIBOに聴かせたり、PCと接続してAIBOコントロール用ソフト((株)コーシングラフィックシステムズの『iコマンダー』やフリーウェアなどがある)を利用して、AIBOに命令を認識させられる。また、通常のヘッドフォンと同様に、AIBOに音楽を聴かせることも可能。





aiHeadphoneは、メタリック調の“グラファイト”、“ブルーメタリック”、“ホワイト”、“オレンジ”、“グリーン”、“ピンク”、“レッド”の7色が用意されており、メタリック調の専用収納缶『aiTinCan』と黒のキャリングポーチ、AIBO用のアクセサリー『aiBone』が付属する。aiBoneは軽量薄型の骨型アクセサリーで、AIBOがちょうど咥えられる形と重さになっている。aiHeadphoneの価格は1万円。

都内で行なわれた発表会場で、考案者の小池氏は、「aiHeadphoneは、AIBOを静かにコントロールできるヘッドフォン。サウンドコマンダーは、わりと音が大きく、夜間に鳴らすとうるさい。この大きな音が日本の住宅事情に合わないということが、考案の1番の理由。また、TVの音などほかの騒音があるとAIBOはサウンドコマンダーの音を認識してくれないことが多い。そこでヘッドフォンを考えた。中身は普通のヘッドフォンで、試作機は市販のヘッドフォンを買ってきて、スポンジや木材を使って自分で手作りした」

「音楽がAIBOの育成にどう関わってくるかは未知数だが、AIBOはにぎやかなほうが喜ぶようで、例えばジャズを聴かせるといいパフォーマンスをする。ファッション性も考慮しており、AIBOの耳に1色入ることでアクセントになるだろう。ピンクのヘッドフォンをつければ、AIBOはピンク色が好きなので、ほかのAIBOが寄ってくるのでは」としている。

発表会場でデモンストレーションを行なう小池氏とヘッドフォンを付けたAIBO
発表会場でデモンストレーションを行なう小池氏とヘッドフォンを付けたAIBO



ヘッドフォンのサンプル。木目調や、ホワイトカラーモデルに“りんごマーク”入りのものも展示されていた。後方にあるのは、専用ケース(収納缶)とキャリングポーチ
ヘッドフォンのサンプル。木目調や、ホワイトカラーモデルに“りんごマーク”入りのものも展示されていた。後方にあるのは、専用ケース(収納缶)とキャリングポーチ

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