このページの本文へ

賞金総額は1300万円! キヤノン、新しい映像表現を広げる“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト”を開催

2000年03月28日 00時00分更新

文● 編集部 井上猛雄

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

28日、キヤノンは東京・千代田区のパレスホテルにおいて、新しい映像表現を広げる“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト”を開催すると発表した。

このコンテストは、プロ、アマチュアを問わず、デジタルで映像を表現する人なら誰でも応募できるもの。コンテストは3部門あり、グランプリ大賞1点300万円、優秀賞1点50万円、佳作5点10万円、キヤノン賞ほか、協賛各社の賞も用意しており、賞金総額は1300万円に上る。協賛各社は、キヤノン販売、アドビシステムズ、ベネトンジャパン 、マクロメディア。

コンテストのポスターコンテストのポスター



コンテストの募集部門は、デジタルプリント部門、デジタルムービー部門、ウェブグラフィックス部門が用意されている。

デジタルプリント部門では、デジタルカメラなどで撮影したストレートフォトを中心に、デジタル写真と加工作品をプリントアウトした“デジタルフォト作品”や、CGをなどを利用して制作したデジタル静止画をプリントアウトした“デジタルグラフィック作品”を募集。また、デジタルムービー部門ではデジタルビデオカメラやCGを利用した3分以内の動画映像作品を、ウェブグラフィックス部門ではIE4.0またはNN4.0以上で閲覧可能なウェブグラフィック作品を募集。

作品応募期間は4月1日から8月31日まで。郵送、宅配便、オンラインの応募(ウェブグラフィックス部門)にて作品を受け付ける。9月に一次審査、10月下旬には最終審査を行ない、12月1日に青山スパイラルカフェにおいて審査結果を発表する予定。審査委員長には武蔵野美術大学教授の柏木博氏、審査委員にはイラストレーターの中野裕之氏、フォトグラファーのホンマタカシ氏、イラストレーターの若野桂氏の3氏、特別審査委員として海外からオリビエーロ・トスカーニ氏を迎え、オリジナリティーを第一にした審査基準で評価を行なう。

左より審査委員長の柏木博氏、審査委員の若野桂氏、キヤノンの理事コーポレートコミュニケーション本部長、平井元氏、専務取締役、山下征雄氏
左より審査委員長の柏木博氏、審査委員の若野桂氏、キヤノンの理事コーポレートコミュニケーション本部長、平井元氏、専務取締役、山下征雄氏



審査委員長を務める柏木氏は、「写真機が発明されてから、表現方法が活発に議論されてきたが、明らかになるまでに100年の歳月が掛かった。それに比べて、デジタルに関する表現についての議論は早いと思う。今後、デジタル表現にどんな可能性があるのか、どんな多用性を持っていくのか、そしてどんな方向性になっていくのか。それが明らかになるような作品を期待している。このコンテストから有名なアーティストをたくさん輩出し、世界的に認知されるようなステイタスのあるコンテストに発展させたい」と、コンテスト開催に向けての意気込みを語った。

審査委員長、柏木博氏のあいさつ。氏はデザイン評論家として活躍し、著作も多数審査委員長、柏木博氏のあいさつ。氏はデザイン評論家として活躍し、著作も多数

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン