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ネットワンシステムズ、メルコムサービス、シスコシステムズ、サービスを主体とした、ネットワークの新会社を設立

2000年03月27日 00時00分更新

文● 編集部 井上猛雄

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24日、ネットワンシステムズ(株)、メルコムサービス(株)、シスコシステムズ(株)の3社は、ネットワークサービスインテグレーション事業分野において共同で出資し、新会社ネットワークサービスアンドテクノロジーズ(株)を4月3日に設立すると発表した。資本金は1億円、出資比率はそれぞれ67パーセント、20パーセント、8パーセント。

ネットワークサービスアンドテクノロジーの代表取締役社長に就任する石川徹氏ネットワークサービスアンドテクノロジーの代表取締役社長に就任する石川徹氏



代表取締役社長には、元日本ルーセント・テクノロジーズ(株)の石川徹氏が就任する。ネットワーク技術者が不足している状況の中で、SI技術、サーバー管理、運用、保守技術など3社の技術力やサポート力を集結し、サービスを中心に展開していく。

主なサービス内容は、ネットワークユーティリティーサービス、バーチャルグループサービス、メンテナンス&ネットワークマネジメントサービスを3本柱とする。

ネットワークユーティリティーサービスは、最新技術をベースにしたネットワークの設計、設置や、運用、メンテナンスをサポートする。また、ネットワンシステムズからの委託により、ネットワークインフラのアウトソーシングも行なう。機器を提供するが、販売は行なわず、サービス提供をベースにして料金(台数やポート数)を設定していく。

バーチャルグループサービスでは、企業、顧客、サプライヤーなどで構成する仮想企業グループを対象にして、アウトソーシングやアプリケーションを追加していくもの。また、メンテナンス&ネットワークマネジメントサービスとして、オンサイトサービスとリモートサービスを提供し、出張部品交換やソフトのバージョンアップ、サーバーのモニタリング、解析、障害対応、パフォーマンス管理などを行なう。

新会社設立当初は、ネットワークオペレーションセンターに65名、オンサイトサポート要員約1000名(ネットワンシステムズとメルコムのサービスの協業体制)でスタートし、24時間365日の保守サービスを全国70拠点125ヵ所で行なっていく。

社長に就任する石川徹氏は「今後はIPをベースにしたネットワークインフラが主流になり、その技術をベースにしてアプリケーションやサービスが乗るようになる。機器の販売ではなくて、サービスという視点でネットビジネスを展開していきたい。エンタープライズ企業に対するサービス、コンサルティングを中心に、企業ごとにネットワークインフラのアウトソーシングも行なっていく」と、サービスを主体にしたビジネスの展開を強調した。

発表会の模様。左から、シスコシステムズの黒澤保樹氏、ネットワンシステムズの佐藤一雄氏、メルコムサービスの佐竹幸雄氏、ネットワークサービスアンドテクノロジーズの石川徹氏
発表会の模様。左から、シスコシステムズの黒澤保樹氏、ネットワンシステムズの佐藤一雄氏、メルコムサービスの佐竹幸雄氏、ネットワークサービスアンドテクノロジーズの石川徹氏

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