シャープ(株)は22日、メモリースティックプレーヤーとヘッドホンを一体型にしたデジタル携帯プレーヤーとして、“ポータブルメモリープレーヤー”の『WA-HP1』(e-musee:イーミューゼ)を発表した。著作権保護技術に“MagicGate”と“OpenMG”を、音声圧縮方式には“ATRAC3”を採用している。販売開始は3月29日。価格は4万8000円。
『WA-HP1』 |
『WA-HP1』は、モーター駆動部が不要なメモリーオーディオの特性を生かして小型軽量化を図り、プレーヤーとオープンエアータイプのヘッドホンを一体化した製品。記録メディアに、著作権保護技術MagicGateに対応した『MG
メモリースティック』を採用。また、付属の音楽データ管理アプリケーション『OpenMG
Jukebox for SHARP』(Windows 98対応)をパソコン上で使用することにより、ダウンロードした音楽データや音楽CDのコンテンツを、MG
メモリースティックへと記録できる。記録の際の著作権保護技術には、OpenMGが用いられている。ATRAC3の音声圧縮技術により、付属の64MBのメディアで最長約2時間のステレオ音声が記録可能(転送速度66kbpsのLPモード時)。標準のSPモード(105kbps)で約80分、高音質のEXモード(132kbps)で約60分となっている。
同製品は、“3行ドットマトリックス液晶ディスプレイ”を搭載し、パソコンで入力した曲名などの情報を漢字で表示できる。本体の電源は、交換可能なリチウムイオン充電池。充電時間は約3時間で、連続再生は約4時間となっている。ACアダプターも付属する。本体重量は、記録メディアと電池込みで約149g。