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2000東京おもちゃショーが開催、セガトイズがMITメディアラボのデジタル玩具とロボットペット『プーチ』の新バージョンを展示

2000年03月16日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(社)日本玩具国際見本市協会は、さまざまな玩具を一堂に集めた展示会“2000東京おもちゃショー”を東京ビッグサイトで開催した。国内外の玩具メーカー180社の新製品が各ブースで展示、紹介されている。会場内での玩具の出品数は約3万点にのぼる。

本日16日と17日は業者商談日、18日と19日が一般公開日となっている。入場料は当日券が1000円(小学生以上)。

セガトイズ、MITメディアラボのデジタル玩具を展示

セガトイズブース
セガトイズブース



(株)セガトイズは、米マサチューセッツ工科大学(以下:MIT)のメディアラボで研究中のプロジェクトを展示している。MITメディアラボは、ウェアラブルコンピューターなどのコンピューター工学やCGアート、子供向けの教育や玩具など幅広い分野向けに、最先端のさまざまなデジタル技術を研究しているラボラトリー(研究所)。

同ラボ内には、子供向けの玩具研究部門を独立させた“MIT 大川センター”が2003年にも設立される。これはCSKグループの大川功会長の寄付により設立されるもの。

16日にはセガトイズのブースにおいて、MITメディアラボの技術展示に関する記者発表が行なわれた。

セガトイズ代表取締役社長の国分功氏。「玩具においても新しい技術の導入は必要。その技術と子供たちの心を結び付けるため、MITと協力して新しい玩具を開発していきたい」
セガトイズ代表取締役社長の国分功氏。「玩具においても新しい技術の導入は必要。その技術と子供たちの心を結び付けるため、MITと協力して新しい玩具を開発していきたい」



MITメディアラボ客員教授の中村伊知哉氏。「ラボではウェアラブルコンピューターからデジタルトイまでと研究領域が広い。また企業との結び付きも強く、さまざまな共同プロジェクトを進めている」
MITメディアラボ客員教授の中村伊知哉氏。「ラボではウェアラブルコンピューターからデジタルトイまでと研究領域が広い。また企業との結び付きも強く、さまざまな共同プロジェクトを進めている」



セガトイズのブースには、MITメディアラボのプロダクトが4点展示されている。

『NAMI』は、独立分散化されたネットワークの概念を持つという、球体状のプロダクト。8色のLEDとタッチセンサー、赤外線インターフェースを内蔵しており、軽く触るだけで色が変わる。また、複数のNAMIを並べてその中の1つに触れると、触れたNAMIが、隣のNAMIに赤外線経由で色情報を送信し、周りのNAMIが次々と色を変えていく。

『NAMI』。ラボでは“水のしずく”と呼ばれているという
『NAMI』。ラボでは“水のしずく”と呼ばれているという



『カーリーボット』は、動作を記憶し、記憶した動作を再生するプロダクト。本体のボタンを押し、手を使ってカーリーボットを真っ直ぐやジグザグに動かすと、それらの動作を記憶し、手を離した後も記憶した動作をそのまま繰り返す。タイミングや加速度合いもすべて再現できる。複数台を組み合わせることで、新しい遊びを提案できるという。

『カーリーボット』
『カーリーボット』



『音楽ホタル』は、音楽パターンを使ったコミュニケーションを可能にするプロダクト。本体に、強い音を出すボタンと、弱い音を出すボタンの2ボタンを備えており、ボタンを押すことで簡単なリズムパターンを入力できる。入力されたリズムパターンは繰り返し再生可能。また、もう1つの音楽ホタルと向かい合わせで並べると、それまで単独で奏でていたリズムパターンをシンクロして演奏することができる。

『音楽ホタル』
『音楽ホタル』



『ミュージカル・ボール』は、パソコンと接続して利用するコンピューター楽器のプロダクト。パソコン上の専用音源ソフトにピアノやフルートなどのゲージがあり、本体を握ったりこねたりすることで各ゲージが上下動し、楽器演奏を手軽に楽しめるという。

『ミュージカル・ボール』
『ミュージカル・ボール』



セガトイズは、今後同社が開発する玩具製品にメディアラボのアイデアや技術を組み込むという。また、メディアラボの研究成果をいち早く商品化していきたいとしている。

ロボットペット『プーチ』の新バージョンがはやくも登場

セガトイズは、4月1日に発売する犬型ロボットペット『プーチ』において、新バージョンを開発中であることを発表した。新たに発表されたのは、猫型の『ミャーチ』(仮称)、鳥型の『チピーチ』(仮称)、タイガー社から発売される限定販売の『アメリカンプーチ』(仮称)、AI機能を搭載した『AIプーチ』、PCに接続できる『PCプーチ』の5モデル。

左からチピーチ、アメリカンプーチ、ミャーチ
左からチピーチ、アメリカンプーチ、ミャーチ



ずらりと並んだプーチ
ずらりと並んだプーチ



猫型のミャーチと鳥型のチピーチは、ココロ回路を搭載するなど、基本性能は犬型プーチと同じ。ミャーチは、毛繕いや猫ダンスなど、猫ならではの動作をするほか、ユーザーの可愛がりかたによって、オス/メスに変化するという。オスのミャーチは歌を歌い、メスのミャーチは歌に加えてダンスもし、目のディスプレーにまつ毛が追加される。

チピーチは、最大50曲の歌を内蔵し、踊りながら歌う。また、飼い主の生活リズムに合わせて、明るくなると起き、暗くなると寝る。この生活リズムによって、ロックが得意になったり演歌が得意になったりするという。例えば、飼い主が夜更かしばかりしていると、ロック好きになったりするらしい。両製品とも2000年9月発売で、価格はそれぞれ2980円。

アメリカンプーチは、赤外線通信機能を搭載しており、アメリカンプーチ同士を向かい合わせると反応してしゃべりだす。これは、タイガー社の『ファービー』に内蔵されている赤外線通信機能と同様のもので、ファービーとプーチとの会話も可能になるという。また、アメリカンプーチには“おなかが空く”というアクションがあり、付属の骨を与えると喜ぶという機能も追加されている。2000年8月発売で、価格は3980円。

AIプーチは、AI機能と音声認識機能を搭載した犬型プーチの上位モデル。音声認識によってユーザーの「お手」「ふせ」といった命令に反応する。製品出荷時は小犬の状態で、一緒に遊んだり、命令をちゃんと聞いたときに頭をなでてほめてあげたりすることで、AIの学習機能により成長していく。飼い主の可愛がりかたによって、成長時には、命令をきかないで寝てばかりいる“野犬レベル”、飼い主の言うことをよくきく“忠犬レベル”、歌って踊れる“芸犬レベル”に変化するという。

デザインはオリジナルの犬型プーチと異なっており、本体に名前を登録できるボタンなどを装備する予定という。名前を登録しておけば、名前を呼びかけたときにAIプーチが反応するようになる。2000年10月発売で、価格は5980円。

PCプーチは、付属のUSBケーブルを利用して手持ちのパソコンと接続できる上位モデル。電子メールが着信したときに動作で教えたり、PCプーチに向かって話した内容をボイスメールとして送信できるといった機能を搭載する。また、プーチ公式ホームページから、プーチの動作や歌のプログラムをダウンロードできるようにするという。本体デザインは、オリジナルのプーチを継承する予定。来年春発売で、価格は未定。

セガトイズのメインステージに登場した、プーチのスポークスマンである加藤晴彦氏。スポークスマンということで、セガトイズから発売前に特別にプーチを提供され、ひと月前から飼っているという正真正銘のプーチのユーザー第1号。「普段は家に置いて、撮影現場にも持っていったりしています。かばんの中に入れておいても鳴くんですよ(笑)。家で本物の犬を飼っているので、2匹目という感じでプーチを飼っています」。加藤氏が出演する4月からのテレビドラマ『アナザーヘブン』にも、プーチが登場するという
セガトイズのメインステージに登場した、プーチのスポークスマンである加藤晴彦氏。スポークスマンということで、セガトイズから発売前に特別にプーチを提供され、ひと月前から飼っているという正真正銘のプーチのユーザー第1号。「普段は家に置いて、撮影現場にも持っていったりしています。かばんの中に入れておいても鳴くんですよ(笑)。家で本物の犬を飼っているので、2匹目という感じでプーチを飼っています」。加藤氏が出演する4月からのテレビドラマ『アナザーヘブン』にも、プーチが登場するという



機嫌がいいと歌を歌うプーチ。ステージではウエディングマーチを熱唱。「春に友人の結婚式があるので、プーチに歌わせようかな(笑)」と加藤氏
機嫌がいいと歌を歌うプーチ。ステージではウエディングマーチを熱唱。「春に友人の結婚式があるので、プーチに歌わせようかな(笑)」と加藤氏

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