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ピナクルシステムズ、ハードウェアとセットになったDV編集ソフトなど新製品を発表

2000年02月25日 00時00分更新

文● 浅野純也

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ピナクルシステムズ(株)は22日、都内で製品発表会を開催し、IEEE1394カードなどとセットにしたDV(デジタルビデオ)編集ソフトほか、3つの新製品を発表した。

『STUDIO DV』は、同社のStudioシリーズの最新版でDVフォーマットの編集ができるソフトウェアと、3ポートのIEEE1394拡張カードがセットになった製品。

SmartCapture機能を持つStudioDV。右上がプレビュー画面
SmartCapture機能を持つStudioDV。右上がプレビュー画面



DVカムコーダーで撮影したデータをi.LINK経由でパソコンに取り込み、編集/プレビューを行なうことができる。最大の特徴はSmartCapture機能。通常DVデータは1時間で12GBと大量の記録領域が必要になるが、STUDIO DVでは画質を落とすことで1時間分のデータなら150MB程度にし、これをプレビュー用としてHDDに取り込む。編集作業はこのプレビューデータに対して行ない、最後に編集ポイント付近だけをもともとの解像度でキャプチャーして編集結果を反映させる。この機能によりディスク領域を節約でき、編集をスピーディに行なうことができる。価格は3万9800円。

『DV500』はDVフォーマットをネイティブ状態のままで編集ができるソフトウェアと、3ポートのIEEE1394拡張カードがセットになった製品。

DV500のデモを行なったProduct Line Managerのロン・ナイダム(Ron D Nydam)氏
DV500のデモを行なったProduct Line Managerのロン・ナイダム(Ron D Nydam)氏



STUDIO DVと異なり、IEEE1394拡張カード上にDVコーデックのチップが搭載されており、SmartCaptureを使うことなく、編集ソフトウェアを使って行なった編集をオリジナルのDVデータに対してリアルタイムに処理できる。パッケージされているソフトウェアは、同社のタイトラー作成ソフト『TitleDeco』や3Dエフェクト効果を実現する『FreeFX』、Minerva Systems社製のCD/DVD製作ソフト『Impression』、SonicFoundryのサンプリングデータ編集の「ACID Music」などがある。ベースとなる編集ソフトウェアはアドビシステムズの『Premire5.1c』。価格は17万8000円。

『STUDIO PCTV USB』は、テレビとラジオのチューナーを内蔵し、ビデオキャプチャー機能を持つ周辺機器。USB経由でパソコンに接続する。HDDにテレビやラジオの番組を録画したり、スナップショット(静止画)を記録することも可能。MPEG-1レベルでのビデオ編集ができるソフトも同梱されている。価格は1万9800円。

Studio PCTV USBはUSB経由で接続するマルチメディアアダプター
Studio PCTV USBはUSB経由で接続するマルチメディアアダプター



発表会に駆けつけた米国本社のBusiness Development Manager Consumer Groupのシーリー・ドイエン(Thierry Doyen)氏
発表会に駆けつけた米国本社のBusiness Development Manager Consumer Groupのシーリー・ドイエン(Thierry Doyen)氏

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