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米Palm、カラー液晶ディスプレーを搭載した『Palm IIIc』を発表

2000年02月23日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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米Palm社は22日(現地時間)、カラーTFT液晶ディスプレーを搭載した『Palm IIIc』を発表、即日発売を開始した。価格は449ドル(約4万9400円)。

Palm IIIcは、256色表示可能なカラーTFT液晶ディスプレーを搭載し、サイズは縦128.5×横80.5×高さ17mm、重さは約193g。内蔵メモリー容量は8MBで、OSは“Palm OS 3.5”。バッテリーは『Palm V』(WorkPad c3)と同様、リチウム充電池を内蔵し、フル充電状態から約2週間の使用が可能としている。

『Palm IIIc』 『Palm IIIc』



筐体はPalm III(WorkPad)ベースのものを使っているので、Palm III用キャリングケースやモデムなどのアクセサリーをそのまま使えるという。

カラーディスプレーとなったことで、予定表の入力中、重複したスケジュールを赤で表示するといったわかりやすいユーザーインターフェースになったとしている。またPalm OS 3.5では、スケジュール予定と“To Do”項目を1つの画面で表示する一覧表示機能や、HotSyncの高速化などの機能が拡張されている。

Palm社は同時に、モノクロ液晶ディスプレーを搭載した『Palm IIIxe』も249ドル(約2万7400円)で発売を開始した。また、携帯時に折り畳むことのできるキーボード『Palm Portable Keyboard』を出荷したと発表した。Palm IIIシリーズ用と、Palm V/VIIシリーズ用があり、予想店頭価格はいずれも99ドル(約1万900円)となっている。

なお、日本で『WorkPad』、『WorkPad c3』を発売している日本IBM(株)では、今回のPalm IIIcとPalm IIIxe相当の製品について、「両製品について発売の方向で検討はしているが、次期については未定」としている。

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