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第二海援隊、ベンチャー連合の立ち上げ記念パーティーを開催

2000年02月02日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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経済ジャーナリストの浅井隆氏が社長を務める(株)第二海援隊は、東京・新宿のホテルにおいて、“「ベンチャー連合」及び「e-チャレンジ」立ち上げ記念パーティー”*を開催した。

*“e-チャレンジ”のeの文字は、“@”(アットマーク)の内部がeになったデザインとなっている。

1月28日に設立されたばかりの(株)e-チャレンジは、米国のインターネットマーケティングを調査・研究し、日本のベンチャー企業に対してコンサルティングを行なうというもの。このほか、インターネットビジネスに関する教育事業や、コンサルティングに伴う人材紹介なども行なうとしている。

今回立ち上げられるベンチャー連合とは、ベンチャー企業から形成されるネットワーク。情報やノウハウを共有することで、株式公開を目指したり、株式市場からの直接金融による資金調達を行なっていくというもの。ベンチャー連合に対しては第二海援隊が支援を行ない、投資やコンサルティングを行なうとしている。

パーティーにおいて浅井氏は、米国が日本の10年先を行っていると言われている状況に対して「悔しいですよね」と真情を明かし、「21世紀の新しい形、私たちのあるべき姿を考えなければならない」と心意気を口にした。

また、ネット関連企業に資金が集まっている現状について、「現在ソフトバンクや光通信が頑張っているが、彼らは織田信長。寝首を掻かれるかもしれない」との懸念を表明。「関ケ原はもっと先」と指摘したうえで「私は家康になりたい」と語り、多くのベンチャー企業を育てていきたいという意気込みを見せた。

(株)第二海援隊の社長を務める浅井隆氏。
(株)第二海援隊の社長を務める浅井隆氏。



挨拶を行なった(株)徳間書店代表取締役社長の徳間康快氏は、「日本のコンテンツで、世界に向けて出て行けるものは、4つしかない」と語り、それがアニメ、ゲームソフト、音楽、マンガであると指摘した。また、「日本に大きな光がともるポイントとなるのは携帯電話」だとし、ノートパソコンと携帯電話が結合することで、世界に冠たるものとなると語った。

さらに徳間氏は、「ビル・ゲイツが(CEOを)辞めたのは、負けたから辞めた」と自説を披露。マイクロソフトが携帯電話に代表されるネットワークに乗り遅れたと指摘し、携帯電話や工作機械で日本は世界をリードしているし、またこれからも可能であると語った。

(株)徳間書店の徳間康快代表取締役社長、「日本は敗者復活を認めないのが問題」
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