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ソフトバンク・ファイナンス、ネット上にバーチャル銀行支店を開設へ――同社戦略説明会で発表

2000年01月28日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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ソフトバンク・ファイナンス(株)と同社グループ企業の金融関係者向け戦略説明会が27日、都内のホテルで開かれた。同社社長の北尾吉孝氏は、静岡県の第二地銀・スルガ銀行と提携し、インターネット上に仮想支店を開設、ネットバンキング事業に参入することを明らかにした。また近く“ベンチャーコンソーシアム”を創設し、インターネット関連のベンチャー企業を結集、インフラの共有化やポータルサイトの開設といった支援を行なうとしている。

都内で開かれたソフトバンク・ファイナンスグループ戦略説明会
都内で開かれたソフトバンク・ファイナンスグループ戦略説明会



北尾氏は、ソフトバンク・ファイナンスの今年の戦略について、「未着手の分野に早急に進出したい」として、駿河銀行との提携を明らかにした。同行は静岡県内を中心に国内121支店を持っており、仮想店舗は同行の支店の一つとして営業、決済業務などを行なう。北尾氏は、「日本債券信用銀行の買収に動いてはいるが、それだけではなく、いち早くバンキングに参入することが必要と判断した。大手都銀と提携が進んでいたが、都銀側の合併話で先送りになったため、まずは駿河銀行との提携を決めた」と述べた。サービス開始時期については触れられなかった。

ソフトバンク・ファイナンス社長の北尾吉孝氏
ソフトバンク・ファイナンス社長の北尾吉孝氏



また“ソフトバンクベンチャーコンソーシアム”は、同グループが今年までに出資を予定するインターネット関連のベンチャー企業約600社をグループ化する構想。「グループ内のアライアンスを追求し、提携により各企業の強みを活かしていく」として、各ベンチャーへの入口となるポータルサイトの開設、サーバーやコールセンターといったインフラ部分の共有化など、誕生間もないベンチャーの負担を軽減するという。

またグループ企業の事業計画も説明された。オンライン証券会社のイートレード証券(株)については、「昨年末で約5万3000口座の開設があり、預かり資産は約2500億円に上っている」と報告した上で、「この1年間で20万口座を目標にし、サーバーの増強を進めている。コールセンター経由のみだった信用取引をオンラインでも開始したい」と述べた。さらに、米イートレード社と相互に乗り入れ、両サイトで日米の株取引ができるようにするとした。

また26日に15億円の増資を行ない、資本金が30億100万円となったことを明らかにし、「資本金が30億円を超え、主幹事として引き受け業務が可能になった。2月末までにメッツ(株)など5社の幹事として新規公開を引き受ける予定だ」とした。またナスダック・ジャパンにイートレード証券を上場させる予定とし、上場後は広告宣伝を強化してブランド認知の拡大を図るほか、コールセンターやシステムの増強を進めていくという。

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