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DVDとカーナビは年平均30パーセントの高成長――EIAJが2004年までのAV機器世界需要予測を発表

2000年01月19日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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(社)日本電子機械工業会(EIAJ)は19日、2004年までにおけるAV機器世界需要の予測を発表した。この予測によると、アナログ機器の需要は次第に落ち込む一方、デジタル機器はおおむね好調に伸びていく。特にDVDプレーヤーとカーナビゲーションシステムは、'99年から2004年までの5年間、年平均30パーセント程度の勢いで需要が伸び続けるとしている。今後の見通しについて、EIAJでは、「AV機器のデジタル化と、ネットワークとの融合が進む」と分析している。

AV機器の世界需要予測を発表するEIAJ電子予測委員会主査の大塚浩一郎氏 AV機器の世界需要予測を発表するEIAJ電子予測委員会主査の大塚浩一郎氏



予測の対象となったのは、(1)カラーテレビ、(2)VTR、(3)ビデオ一体型カメラ、(4)VDプレーヤ(Video-CDプレーヤー、DVDプレーヤーなど)、(5)ホームオーディオ、(6)ポータブルオーディオ、(7)カーAVC(カーステレオ、カーナビゲーションシステムなど)の計7品目。各品目はさらに細分化され、それぞれについて2004年までの需要予測を行なった。

EIAJは今後の成長分野としてDVDプレーヤーを挙げた。世界全体の需要は'99年の約662万台に対し、2004年には約2520万台と、年平均30パーセントを超える勢いで伸び続けるとしている。アジア各国ではVideo-CDが優勢だが、DVDソフトの充実とプレーヤーの低価格化から、世界全体では2001年にもDVDに置き換わっていくと見ている。

またカーナビゲーションシステムも急成長が見込まれる分野として挙げられた。'99年の約193万台から、2004年には598万台と約3倍の伸びを見せると予測。年平均では25.4パーセントの伸び率となっている。現在は需要の大半を日本市場が占めているが、西欧でも普及が始まりつつあり、低価格化がこの傾向に拍車をかける。またITS(Intelligent Transport System:高度道路交通制御システム)に対応して情報端末化、高機能化が進むという。ただし北米市場は、運転席へのディスプレー設置を規制する州が多いため、市場の立ち上がりは遅れるとしている。

このほか、デジタル放送開始に対応してワイドテレビ(HDTV:高品位テレビを含む)が年平均30パーセント、MD内蔵型ラジカセが同37.9パーセント、デジタルビデオカメラでは同23.7パーセントの成長が見込まれ、デジタル機器の躍進が目立っている。

これに対しアナログ機器の需要は、微増か減少に転じると見られている。ポータブルMDプレーヤーの年平均伸び率14.9パーセントに対し、アナログオーディオテープを使用するヘッドフォンステレオは同マイナス3パーセント。またカーオーディオでは、カーCDプレーヤーの同8.3パーセント、カーMDプレーヤーの同34.5パーセントと成長が期待されているが、従来型のカーステレオは同マイナス7.3パーセントと市場の縮小が予測されている。

EIAJでは、日本や北米、西欧以外ではアナログ機器の需要がまだ大きいが、機器の低価格化で徐々にデジタル化していくものと見ている。また半導体メモリーを利用したオーディオプレーヤーについては、2002年から2003年ごろから市場に影響を及ぼしていくだろうと予測している。

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