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「プロダクト指向から、顧客に満足してもらえるソリューション企業に」--SAPジャパン新社長の藤井氏が就任会見

2000年01月12日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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エス・エイ・ピー(SAP)ジャパン(株)の代表取締役社長に、日本ケイデンス・デザイン・システムズ(株)前社長の藤井清孝氏が11日付けで就任し、12日、都内で記者会見を行なった。藤井氏は、「単なる製品提供からソリューションプロバイダーへと転換するために、顧客満足度の向上を目指す意識を社内に醸成したい」と抱負を語った。またコンサルティング部門を顧客業種別のセクターに分割する組織改革についても発表が行なわれた。

SAPジャパン社長に就任した藤井清孝氏 SAPジャパン社長に就任した藤井清孝氏



記者会見で藤井氏は、「SAPは企業の根幹に関わるERP(Enterprise Resource Planning)ソフトのベンダーであり、世界的に尊敬を受けている企業。やりがいと魅力を感じている」と語った。

SAPの役割として、「経営の効率化と、経営のスピードアップ、そしてビジネスモデルの変革を提供できるのがSAP」とした上で、今後の課題として、「プロダクション指向からソリューション指向へとSAPの方針が転換しつつあるが、その際に必要になるのはカルチャー」と指摘。さらに、「顧客の満足度向上がソリューション企業の使命であり、顧客の問題を解決することを常に心がけるようなカルチャーを醸成していきたい」とし、コンサルティングを通して培った感覚を生かし、SAPの方向転換を成功させたいとする意欲を示した。

藤井氏は神戸市出身で42歳。東京大学法学部を卒業し、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社、ゴールドマンサックス投資銀行や日本ブーズ・アレン副社長などを経て、'97年から日本ケイデンス・デザイン・システムズ社長を務めていた。

左からSAPアジアパシフィックCEOでSAPジャパン取締役会長のレス・ヘイマン(Less Hayman)氏、藤井氏、同社副社長のトム・シャーク(Tom Shirk)氏
左からSAPアジアパシフィックCEOでSAPジャパン取締役会長のレス・ヘイマン(Less Hayman)氏、藤井氏、同社副社長のトム・シャーク(Tom Shirk)氏



また同社は12日付けで行なわれた組織改革について発表した。改革の目玉は、コンサルティング部門を、製造業、プロセス産業(化学、薬品など)、公共サービス、流通・金融の4セクターに分割。業種別にスキルと知識を蓄積していくのが狙いという。

また昨年10月に開設したアプリケーションホスティングサービス“mySAP.com”のセールス活動を行なうmySAP.com Solution Center(MSC)を新設。インターネットを基盤としたサービス提供を強化していく方針だ。

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