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コバルト・ネットワークス、ネットワークサーバー製品『Cobalt RaQ 3J』を発売

1999年12月15日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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コバルト・ネットワークス(株)は15日、都内で、サーバーアプライアンス『Cobalt RaQ 3J』を12月21日に発売すると発表した。

価格はオープンプライス(予想小売価格約27万円から)。

同製品は、リモート管理機能を含むインターネットサービスを行なうのに必要なソフトウェアをあらかじめ搭載している。ウェブホスティングサービスやeコマース、特にアプリケーションホスティングサービス向きの製品という。

米コバルト・ネットワークス社のCTOであるVivek Mehra(ビベック・メラ)氏は、「インターネットは、ビジネスの方法やサービスの方法など、全てを根本的に変えている。eコマース、アプリケーションホスティングの市場は、急激にそして劇的に伸びつつある。同製品はそういった市場向けの製品」と語った。

Vivek Mehra氏Vivek Mehra氏



同製品は、次のような特徴を備えている。
(1)ウェブ、メール、FTP、Telnet、DNSといったサーバープログラムがプレインストールしてある
(2)サーバープログラムの設定は、日本語表示のウェブブラウザー画面で約10分でできる
(3)マルチドメインのサイト構築をサポート
(4)ウェブブラウザーでサーバーの各種状態をモニタリングできる
(5)IPごとにバンド幅を制限可能
(6)グループウェアなどのサードパーティーのアプリケーションを実行可能
(7)幅432×奥行き318×高さ45mmと薄型な筐体、消費電力は45W
(8)トラフィック増加などに応じてクラスタリング可能

約10分でできるセットアップを実演
約10分でできるセットアップを実演



ハードウェアは、CPUはK6-2-300MHz、メモリーは32MBから、HDDはIDE対応の8.4GBから、となっている。10/100Mbps Ethernetを最大で2ポート、USBポート、シリアルポートを装備している。また、オプションでPCIスロット、Ultra Wide SCSIをサポートしている。OSは“Red Hat Linux”をベースとしたLinux 2.2を搭載。CPUは、従来機種の『RaQ 2』では64bit RISCプロセッサーであったが、サードパーティーのアプリケーション開発効率を考えて、x86ベースのCPUに変更したという。

ハードウェアの変更とチューニングにより、RaQ 2と比較して、FTPのスループット、ウェブサーバーのパフォーマンスとも2倍以上向上したという。

販売目標数は、1万台/年という。同製品は、代理店やVARなどを通じて販売される。

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