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W3CとWAPが無線デバイスをサポートする次世代ウェブ標準規格で協調

1999年12月13日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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World Wide Web Consortium(W3C)とWireless Application Protocol(WAP) Forumは8日、無線デバイスのウェブ利用をサポートする次世代ウェブ標準を定義するために、正式な協調関係を確立したと発表した。

この協調により、WAPの無線デバイス用マークアップ言語(WML:Wireless Markup Language)と、次世代ウェブ規格であるW3CのXHTML(the eXtensible HyperText Markup Language)との整合をはかることで、無線デバイスは全世界の全てのウェブ情報を参照できるとしている。

両組織は、XMLアプリケーションの開発、ベクター形式の画像やスタイルシートを用いたコンテンツの適応などについて、協調して作業を行なうという。異なる解決方法を開発するのではなく、共通の解決方法を見出す努力を行なっていくとしている。

また、XHTMLに関する共同作業以外に、SMIL*との互換性やプライバシー保護や認証の向上などでも共同で作業していくという。

*SMIL:the Synchronized Multimedia Integration Language。TVのようなマルチメディアのオーサリングを可能にするHTMLに似た言語仕様のこと。

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