メイトリックス・ワン(株)は6日、都内で、製品開発管理システム『eMatrix(イー・メイトリックス
バージョン7)』を12月中旬より出荷すると発表した。
価格は、3500万円(20ユーザー)から。丸紅ソリューション(株)、新日本製鐵(株)、(株)図研、日本オラクル(株)が販売を行なう。
米メイトリックス・ワン社の社長兼CEOのMark O'Connell(マーク・オコンネル)氏は、同社がe-ビジネスの分野にフォーカスを絞った企業であり、“BtoB”の企業間インターネット商取引は飛躍的な成長が見込まれると述べた。
米メイトリックス・ワン社の社長兼CEOのMark O'Connell氏 |
メイトリックス・ワンの代表取締役社長、高橋幸男氏の説明によると、同システムは、インターネットを介することで、企業の枠や国境を越えて、製品の研究・開発の情報を共有できるという。また、ERPやCRM、SCMなど、ほかのITソリューションとも、同ソフトで統合できるとしている。
また、平均約3ヵ月でシステムを導入でき、現行のシステムを稼動したまま、システムの変更が可能だとしている。ウェブブラウザーをインターフェースにすることで、操作の習熟がしやすくなっているという。
新機能として、HTMLやXML、JAVAに対応している。DES-III、RC2、RC4、RC5の暗号化規格を採用し、40bitから128bitまでの暗号化に対応。コラボレーション向け機能として、ワークフローの流れをグラフィックで描写する“ビジュアルタスクワークフロー”を搭載している。また、“Adaplets(アダプレット)”と呼ばれるプラグインを開発することで、企業の持っている固有のシステムを同システムに統合できるという。
東芝電子エンジニアリング(株)の生産システム技術部、グループ長の白石久充氏から、導入事例の説明も行なわれた。
右から、メイトリックス・ワンの高橋幸男社長、東芝電子エンジニアリングの白石久充氏 |