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スリーコムジャパン、ISP向けのマルチレイヤースイッチ『CoreBuilder9000ファミリ』を拡充

1999年12月02日 00時00分更新

文● 編集部 高柳政弘

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スリーコムジャパン(株)(3Com)は1日、ISP(インターネット接続業者)向けのマルチレイヤースイッチ『CoreBuilder9000ファミリ』の7製品を発表した。出荷開始はすべて12月下旬。

マルチレイヤースイッチの『4ポート ギガビット・イーサネット マルチレイヤ・スイッチ・モジュール』は、4つのGigabit Ethernetポートを装備する。転送速度は毎秒800万パケット。IEEE802.1pに準拠したCoS(Class of Service)およびQoS(Quality of Service)機能を備える。8スロットのシャーシには24ポート、16スロットのシャーシでは56ポートを装備できる。7/8/16スロットのいずれのCoreBuilder 9000プラットフォームでも使用可能。価格は399万9000円。

上記製品に対応するシャーシの『8スロットCoreBuilder 9000シャーシ』が発売となる。価格は139万9000円。

そのほか、CoreBuilder9000ファミリとして以下の製品が加えられる。

従来のFDDIネットワークから100/1000MbpsのEthernetへの移行を可能にするSCコネクター『6ポート FDDI マルチレイヤ・スイッチ・モジュール』(479万9000円)や、スイッチ・ファブリックにパケットを転送するI/Oモジュールの『4ポート ギガビット・イーサネット I/O モジュール』(79万9000円)に加え、MT-RJコネクターを装備する20ポートのモジュール『20ポート 100Base-FX レイヤ2スイッチ・モジュール(MT-RJ)』(249万円)とISP向けの電源『DC-48V供給電源』(129万9000円)が発売される。

『Version 3.0ソフトウェア』は、同社のCoreBuilderファミリ(9400/9000/3500)とSuperStack IIファミリ(3900/9300)共通のファームウェア。IEEE802.1p準拠のCoSをサポートし、パケットの優先順位を決定できる。障害復旧のためのVRRP(バーチャル・ルーティング・リダンダンシ・プロトコル)により、ルーティングの自動バックアップが可能としている。価格は3万円。また、同ソフトウェアは出荷開始後、同社のウェブサイトから無料でダウンロードできるという。

また、CoreBuilder9000ファミリの既存製品の価格が値下げされた。

既存製品の新価格は以下のとおり。



製品名


旧価格


新価格


16スロットCoreBuilder 9000シャーシ


299万円


199万9000円


7スロットCoreBuilder 9000 シャーシ


89万9000円


79万9000円


820W AC 電源


69万円


59万9000円


930W AC 電源


79万9000円


59万9000円


Enterprise Management Engine


89万円


69万9000円


24Gbpsスイッチ・ファブリック


259万円


199万9000円

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