スリーコムジャパン(株)(3Com)は1日、ISP(インターネット接続業者)向けのマルチレイヤースイッチ『CoreBuilder9000ファミリ』の7製品を発表した。出荷開始はすべて12月下旬。
マルチレイヤースイッチの『4ポート ギガビット・イーサネット
マルチレイヤ・スイッチ・モジュール』は、4つのGigabit Ethernetポートを装備する。転送速度は毎秒800万パケット。IEEE802.1pに準拠したCoS(Class
of Service)およびQoS(Quality of Service)機能を備える。8スロットのシャーシには24ポート、16スロットのシャーシでは56ポートを装備できる。7/8/16スロットのいずれのCoreBuilder
9000プラットフォームでも使用可能。価格は399万9000円。
上記製品に対応するシャーシの『8スロットCoreBuilder 9000シャーシ』が発売となる。価格は139万9000円。
そのほか、CoreBuilder9000ファミリとして以下の製品が加えられる。
従来のFDDIネットワークから100/1000MbpsのEthernetへの移行を可能にするSCコネクター『6ポート
FDDI マルチレイヤ・スイッチ・モジュール』(479万9000円)や、スイッチ・ファブリックにパケットを転送するI/Oモジュールの『4ポート
ギガビット・イーサネット I/O モジュール』(79万9000円)に加え、MT-RJコネクターを装備する20ポートのモジュール『20ポート
100Base-FX レイヤ2スイッチ・モジュール(MT-RJ)』(249万円)とISP向けの電源『DC-48V供給電源』(129万9000円)が発売される。
『Version 3.0ソフトウェア』は、同社のCoreBuilderファミリ(9400/9000/3500)とSuperStack
IIファミリ(3900/9300)共通のファームウェア。IEEE802.1p準拠のCoSをサポートし、パケットの優先順位を決定できる。障害復旧のためのVRRP(バーチャル・ルーティング・リダンダンシ・プロトコル)により、ルーティングの自動バックアップが可能としている。価格は3万円。また、同ソフトウェアは出荷開始後、同社のウェブサイトから無料でダウンロードできるという。
また、CoreBuilder9000ファミリの既存製品の価格が値下げされた。
既存製品の新価格は以下のとおり。
製品名 |
旧価格 |
新価格 |
16スロットCoreBuilder 9000シャーシ |
299万円 |
199万9000円 |
7スロットCoreBuilder 9000 シャーシ |
89万9000円 |
79万9000円 |
820W AC 電源 |
69万円 |
59万9000円 |
930W AC 電源 |
79万9000円 |
59万9000円 |
Enterprise Management Engine |
89万円 |
69万9000円 |
24Gbpsスイッチ・ファブリック |
259万円 |
199万9000円 |