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COMDEX/Fall'99 レポート Vol.4】AMDが900MHz版のAthlonをデモ

1999年11月17日 00時00分更新

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AthlonプロセッサでIntelを追うAMDは今年もクローズドスペースを設けてカスタマーやプレス向けのブリーフィングとデモンストレーションを行なった。同社はここ数年、COMDEX/Fallでの情報開示が定例になっている。メインメニューはAthlonプロセッサのロードマップと“EasyNow!フォームファクタ”だ。またテクノロジーデモもあわせて公開された。

通常冷却(つまりファンのみ)ながら900MHzで動作するAthlon搭載マシン
通常冷却(つまりファンのみ)ながら900MHzで動作するAthlon搭載マシン



Athlonプロセッサのロードマップについては先月の時点で公開されているが、あらためて触れておこう。現行の0.25μmプロセス版に続いては0.18μm版が登場する。これはダイサイズがほぼ半分になるもので、クロックは750MHzで登場する予定だ。そのあとは0.18μmプロセスでキャッシュをダイチップ上に混載するThunderbird、ノートパソコン向けでさらにキャッシュサイズを増やしたMustand、そして2001年には64bit版のSledgeHammerへと続いていく(いずれもコードネーム)。ThunderbirdとMustangにはキャッシュサイズが小さいバリュー市場向けのプロセッサも用意される。実装方式はバリュー向けはSocketA、上位向けにはSlotAも用意される模様だ。この流れの中でバスクロックは266MHzへと進化、マルチプロセッサもサポートされるなどAMDのAthlonへの注力が見てとれるものになっている。このほか、ノート向けも視野に入れたプロセスシュリンク+オンチップキャッシュ版のK6-2+、K6-IIIも登場する予定だ。

強制冷却システムによって1GHzで動作するAthlonを搭載した製品。KiroTech社のもの
強制冷却システムによって1GHzで動作するAthlonを搭載した製品。KiroTech社のもの



同じマシンの筐体前面にはプロセッサの温度はマイナス43度という表示が
同じマシンの筐体前面にはプロセッサの温度はマイナス43度という表示が



EasyNow!フォームファクタを採用したパソコン。正面の丸い部分がCD-ROMドライブのカバー。独特のデザイン
EasyNow!フォームファクタを採用したパソコン。正面の丸い部分がCD-ROMドライブのカバー。独特のデザイン



日本でも同時に発表された“EasyNow!”は、いわばWindows版のiMacというより、使いやすい、ユーザーフレンドリーなパソコンを目指すフォームファクタ。筐体も小形でカラフルなものを採用している。インターフェースはUSBのみで内部的にはPCIバスを採用。ISAなどのレガシーインターフェースは搭載していない。また、起動時のセルフテストを短縮してパワーオンから使用可能になるまでの時間を大幅にスピードアップしている。筐体は非常にコンパクト。筐体カラーは赤と青(明暗の2パターン)、黄色、紫の5つ。筐体と正面に縦置きされたCD-ROMドライブのカバーの色、キーボード、スピーカなどの色使いが統一されている。また、筐体正面とキーボードは透明のポリカーボネートを使ったスケルトンだ。当面はK6-2やK6-IIIが搭載されるが、今後はAthlon搭載モデルも用意される模様。日本ではプロトンやジェントリー、ソフマップなどが製品を販売する。

550MHz版Xeon×2(右)と750MHz版Athlon(左)のスピード競争も行なわれた
550MHz版Xeon×2(右)と750MHz版Athlon(左)のスピード競争も行なわれた



スピード競争の結果。ほとんどの演算カテゴリーにおいてAthlonが上回っている
スピード競争の結果。ほとんどの演算カテゴリーにおいてAthlonが上回っている



ブリーフィングに続くデモンストレーションでは、EasyNow!仕様モデルを公開したほか、リリース間近の750MHz版Athlon、そして通常冷却による900MHz版Athlon、533MHz版K6-2などの動作も確認できた。またKiroTech社による強制冷却装置搭載の1GHz動作モデルも並べられていた。550MHz版のXeon×2搭載システムと750MHz版Athlonのスピード競争デモも行なわれ、当然ながらAthlonのほうが速いという結果が出ていた。またノート向けプロセッサの電圧をダイナミックに変更できる省電力技術“Gemini”のデモとして、実際に電圧や電流を計測しながら消費電力の変化を見せるものもあった。

Geminiのデモ。実際にノートに搭載されたチップの様子をモニターできる
Geminiのデモ。実際にノートに搭載されたチップの様子をモニターできる

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