日本電気(株)は15日、ISDN TA『AtermITX』シリーズ3機種を発表した。このシリーズは、同社の『Aterm』シリーズの最上位にあたるもの。
同シリーズは、同社が開発した“ITMUX(アイティーマックス)”機能を搭載し、最大3台のパソコンから同時にインターネット接続を行なうことができる。また、2つの異なるプロバイダーに対し、同時に接続することも可能。これらの設定は、通常行なうTAの設定と全く同様なので、ダイヤルアップルーターの設定に求められるようなLANの知識は必要ないという。接続速度は通常のTAと同様で、ダイヤルアップ接続による64/128kbpsとなっている。
『AtermITX80』(左)と『AtermITX70』(右)。LANの知識は不用。同社によれば、複数台のパソコンから同時にインターネットを利用できるTAは、世界初という |
今回発表された『AtermITX』シリーズ3機種のスペックは以下のとおり
・『AtermITX80/D』。DSU内蔵で、インターフェースは、USB×2、データポート×1、アナログ×3。価格は3万7800円
・『AtermITX80』。インターフェースは、USB×2、データポート×1、アナログ×3。価格は3万2800円。
・『AtermITX70/D』。DSU内蔵で、インターフェースは、USB×1、データポート×1、アナログ×3。価格は3万2800円。
全モデルとも11月下旬発売予定。同社はシリーズ合計で月間4万台の販売を目指す。
なお、同時にワイヤレスTA『AtermIW』シリーズに2モデルを追加した。親機/子機セットモデルの『AtermIW50
ワイヤレスセット2』は、DSU内蔵のモデル。インターフェースは、USB×1、データポート×2、アナログ×3。11月下旬発売予定で、価格は6万1800円。『AtermRS20』は子機単体のモデル。インターフェースが、USB×1、データポート×1、アナログ×1。11月下旬発売予定で価格は2万4800円。