松下電気産業(株)は、ノートPC“Let's note”A4サイズオールインワンモデルの新製品『CF-L1A』を11月26日に発売する。
A4サイズの“Let's noteシリーズ”『CF-L1A』。本体外側にマグネシウム合金を採用。カラーはシックなベルベットブルー |
CF-L1Aは、初心者ユーザー向けのA4サイズオールインワンモデル。従来機種は拡張用にI/Oボックスが付属していたが、CF-L1Aは、本体後部や側面に、パラレル、シリアル、外部ディスプレー端子、USB、赤外線通信(IrDA1.1準拠)、マイク、ヘッドホン、モデムジャック、PCカードスロット(TypeII×1)といった拡張ポートをすべて装備している。また、ポインティングデバイスである“スマートポインター”は、初心者が使いやすいように、4角のタップのうち2つにあらかじめ“インターネット”と“電子メール”が設定されているという。
CPUはIntel Celeron-400MHzを採用し、メモリーを64MB(SDRAM)、HDDを6GB(Ultra ATA対応)搭載。ディスプレーは、13.3インチTFTカラー液晶(1024×768ドット/1677万色)を装備する。
本体側面部に着脱式の24倍速CD-ROMドライブを装備しており、拡張バッテリーと付け替えることも可能。標準バッテリーは本体裏面に装着する仕組み。バッテリー駆動時間は、標準バッテリーで3時間、拡張バッテリー装着時で6時間となっている。また、USB接続の外付けFDDを同梱する。
耐震性を考慮し、本体外側をマグネシウム合金でコーティングしているほか、HDD内部も車のクッション材質である“ポロン素材”で保護されている。
本体サイズは、幅297×奥行き236.5×24(前部、後部26.3)mm、重量は1.98kg。
OSはWindows 98 Second Editionで、Microsoft Office 2000 Personalをプレインストールする。ソフトウェアは、画面上のアイコンをクリックするだけで同社の統合インターネット接続サービス“Hi-HO”への接続設定を自動で行なえる“インターネットスターター”、イラスト入りのメールを作成/送受信できる“イラストメール”、ユーザーの年齢/性別に合わせたおすすめホームページを紹介する“ウェブナビゲーター”などが付属する。
価格はオープンプライスで、推定小売価格が28万円前後。
CF-L1Aの主なスペックは以下の通り。
品番 | CF-L1A |
CPU | Intel Celeron-400MHz |
メモリー | 64MB SDRAM(最大192MB) |
ディスプレー | 13.3インチTFTカラー液晶(1024×768ドット/1677万色) |
グラフィック | LynxEM(SMI) TBD |
CD-ROMドライブ | 24倍速(着脱式) |
HDD | 6GB(Ultra ATA) |
PCカードスロット | TypeII×1(CardBus/ZV対応) |
サウンド | Sound Blaster Pro互換 |
バッテリー駆動時間 | 3時間(標準バッテリー使用時) |
本体サイズ | 幅297×奥行き236.5×24(前部、後部26.3)mm |
重量 | 1.98kg |
OS | Windows 98 Second Edition |
また同社は、既存の“Let'note A1シリーズ”『CF-A1R』に付属する“ワイヤレスステーション”と“ワイヤレス通信カード”のセット『ワイヤレスユニットキット CF-VTWS01J』を単体製品として11月26日に発売する。
『ワイヤレスステーション』 |
ワイヤレスステーションを屋内の電話回線に接続すると、ワイヤレス通信カードを装着したノートPCとワイヤレスでデータ通信が行なえる。ワイヤレスステーションと通信カード間でのデータ通信速度は64kbps(PIAFS64K)。また、別売の接続ケーブルを利用してワイヤレス通信カードに携帯電話やPHSにつなぐと、携帯電話/PHS用通信カードとして利用できる。ワイヤレスステーションを手持ちのTAに接続すれば、ISDN回線の利用も可能。価格はオープンプライスで、推定小売価格が5万円前後。