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日本IBM、ネット上のセキュリティー機能を完全統合したパッケージ『SecureWay FirstSecure』を発表

1999年11月04日 00時00分更新

文● 編集部

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日本アイ・ビー・エム(株)(日本IBM)は4日、社内システムに対する不正侵入、データ破壊、コンピューターウイルスなど、インターネットを通して行なわれる外部からの攻撃から社内データを守り、e-businessを進めていくために必要なセキュリティー機能を統合したパッケージ『IBM SecureWay FirstSecure(セキュアウェイ・ファースト セキュア)V2』日本語版の出荷を2000年1月31日に開始すると発表した。

システムセキュリティーにおいて、指揮管理、防御、検出、認証、開発が5大要素とされているという。同製品では、これらの機能を備えたシステムを構築するために、パッケージとして一括導入できるほか、製品単体での利用も可能。製品の構成および価格は次のとおり。

指揮管理ツールの『SecureWay Policy Director(ポリシー・ディレクター)V2』日本語版は、アクセス制御サーバーソフト。イントラネットやエクストラネットにアクセスするユーザーの認証やアクセス権限に応じた対応を行なう。価格は500ユーザーで約340万円から。12月10日に出荷を予定している。

認証ツールの『SecureWay Trust Authority(トラスト・オーソリティー)V3.1』日本語版は、ECに不可欠な本人認証のためのデジダル証明書を発行する認証局(CA:Credential Acquisition)を構築するためのソフト。公開鍵PKI(Public Key Infrastructure)方式の認証システムを構築する。価格は500ユーザーで約120万円から。12月10日に出荷を予定している。

防御ツールの『SecureWay Boundary Server(バウンダリー・サーバー)V2』は、インターネットからの企業内システムへの不正侵入を防止するファイアーウォール(IBM Firewall)、メールや添付ファイルの内容から、管理者が指定した単語をチェックする『MINEsweeper』、JavaやActiveXなどで作成されたものをダウンロードすると、システム内で自動的に動作を始めるコードをチェックする『SurfinGate』の3製品を中心に構成されている。価格は500ユーザーで約320万円から。2000年1月31日に出荷を予定している。

セキュリティー機能を完全統合した『SecureWay FirstSecure V2』日本語版は、上記の3製品に、米シマンテック社の開発したアンチウィルス製品群『Norton AntiVirus』と、チボリ社のネットワーク管理製品群の『Intrusion Immunity(イントリュージョン・イミュニティ)』、およびIBM製品以外のセキュリティーシステムと接続させるためのアプリケーションを構築する各種ツールをパッケージ化した『SecureWay ToolBox』が含まれる。ToolBoxは、暗号やSSL(Secure Sockets Layer)のツール群やPKIなどのキーリカバリー関連ツールで構成される。価格は500ユーザーで約800万円から。2000年1月31日に出荷を予定している。

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