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情報通信をテーマにした“COM JAPAN 1999”が開幕──301社が出展して東京ビッグサイトで

1999年11月02日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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情報通信分野の総合展示会“COM JAPAN 1999”が2日、301社の出展社を集めて東京・お台場の東京ビッグサイトで開催された。会期は5日までで、ホールでの展示のほか、平行してさまざまな情報通信関連のカンファレンスが行なわれる。



COM JAPANは、通信機械工業会(CIAJ)、(社)日本電子工業振興協会(JEIDA)、(社)日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA)が主催し、通商産業省と郵政省が後援する展示会で、今回で3回目の開催となる。



今回の展示スペースは東京ビッグサイトの東展示場の4ホール分と、昨年の5ホール、一昨年の6ホールに比べて少なくなった。また、出展社数でも301社と、やはり昨年の351社、一昨年の444社と比べると減っており、企業の置かれた厳しい状況を反映したものとなった。しかし、今回初めて出展する企業・団体も国内外で44あり、情報通信分野への企業の関心が、けして低くないことをしめしている。これを反映してか、主催者側では約18万人と昨年並みの来場者(昨年は約18万人、一昨年は約13万人)を予想している。

また、優れた情報通信システムを構築、稼働した企業・官公庁・団体などを表彰する、第2回“COM JAPAN Award”の発表が行なわれ、グランプリCOM JAPAN大賞には、(株)さくら銀行の“コールセンターシステム”が選ばれた。中小規模企業情報システム部門では、中京コカ・コーラボトリング(株)の“24時間自動受注システム”、教育・医療システム部門には、(財)東京都地域福祉財団の“福祉機器FAXサービスシステム”が選定された。COM JAPAN AWARDにはこのほかに大規模企業情報システム部門、社会・公共分野行政サービス部門、社会・公共分野一般情報システム部門があるが、該当はなかった。

そのほか、パソコン関係の*5つの団体が設立した、PC-SOS(PCコンシューマ・サポート連絡協議会)が実施、パソコンユーザーに対して快適で有益なサポートを展開している事業者を表彰する第2回“パソコン ユーザ サポート大賞1999”も発表された。グランプリに(株)ジェイ・ピイ・エス・エスの“ワールドワイドPCサポート”と、つなぐねっと事務局の“コンピュータボランティア登録システム”が選ばれた。特別賞には、(財)大阪中小企業振興センターの“マイドームおおさか情報プラザ”、NECパソコンキッズスクウェア粕屋校の“子供から高齢者向けの地域コミュニティーパソコン教室”、(株)リオスコーポレーションの“多目的情報サービスカー『RIOS-Picnicar』”、ら億楠(株)の“ラオックス トータルサービス”、(株)東芝デジタルメディア機器社の“東芝OB情報サービス『IORIネット』”、シャープドキュメントシステム(株)の“パソコン口座『東住吉区民大学』”、富士通サポート&サービス(株)の“富士通パソコン修理便”の7サービスが選ばれた。

パソコン ユーザ サポート大賞1999授賞式
パソコン ユーザ サポート大賞1999授賞式

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