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NEC、'99年度中間期決算を発表――488億円の純損失

1999年10月26日 00時00分更新

文● 編集部 山本誠志

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日本電気(株)は、'99年度中間期('99年4月1日~9月30日)の決算を発表した。連結決算業績は、売上高が2兆2675億円と前年同期より7パーセント増加したものの、純損失488億円を計上し、前期にひき続き赤字となった。単独決算でも、売上高が対前年比3パーセント増となる1兆7477億円で、純損失が193億円となった。

同社では赤字の要因として、半導体メモリー価格の下落による電子デバイス部門の不振や、円高の進行と東南アジアの経済低迷による通信機器事業の減収、子会社リストラ費用の計上などを挙げている。

'99年度下期の見通しについては、為替相場や半導体メモリーの価格動向が不透明であることを認めた上で、国内におけるパーソナルコンピューターやカラー液晶ディスプレー、ロジックICの売上げが高調に推移することなどから、'99年通期では連結で前年比5パーセント増となる5兆円、単独で前年比4パーセント増となる3兆8000億円を見込んでいる。

また、NECホームエレクトロニクス(株)を始めとする子会社のリストラ費用として1000億円を計上する一方で、株式や不動産売却による特別利益の計上を見込んでいる。これによって、連結損益については営業利益を1000億円、連結当期純利益として100億円を見込んでいる。

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