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富士通など、美術館が収蔵するのデジタルデータに対する著作権保護システムを発表

1999年10月13日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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富士通(株)と(株)富士通研究所は、美術館が収蔵するデジタルデータに対する著作権保護システムと、その方式を適用した所蔵品管理システムを発表した。このシステムは、暗号化したコンテンツをMOディスクに保存、1枚ごとに固有の番号を付け、セキュリティー機能付きのMOドライブでのみ複合化処理を可能にするいうもの。

(1)コンテンツそのものを暗号化、
(2)記録媒体を、読みこみを許可する個別のパスワードとIDをディスク1枚ごとに設定できるMOディスクに限定。このMOディスクは、書き込みが禁止されている、
(3)ハードは、専用MOドライブに限定

--の複数のハードルを設けることで不正コピーを防ぎ、さらにMOディスク1枚ごとに付与された個別IDにより、所蔵品の管理も行なえる。ここでいうMOディスクおよびドライブは、先に富士通が発表したセキュリティー機能付MO装置技術を想定している。

今回発表したシステムは10月1日、岐阜県美術館殿で実証実験が開始した。

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