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日本ファイルネット、文書管理統合システムの基本機能版『Panagon スタータキット』を発売

1999年10月08日 00時00分更新

文● 編集部 高柳政弘

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米ファイルネット社と日本法人の日本ファイルネット(株)は7日、企業向け文書管理統合システム『Panagon』の基本機能版『Panagon スタータキット』を280万円で販売すると発表した。同価格での販売期間は、10月15日~12月25日に限定される。同製品は、(株)エイ・エス・テイ、(株)シーエスケイ、沖電気工業(株)、セコム情報システム(株)の4社が販売する。

これまで手入力されてきた契約書や申請書など紙ベースの書類をスキャナーで読み込みデジタル文書化することによって、ワープロやデータベースソフトなどの電子データと同様に扱うためのもの。また、それらのデータは、定められたフォーマットで、管理/保存することができる。さらに、そのデータには、企業内の業務の流れを自動的に処理する“ワークフローの機能”を備えている。これらにより、企業内の情報とワークフローを統合的に管理できるという。

Panagon スタータキットは、画像や音声などのデータを保存、管理、編集するソフト『IDM Image Service』、電子文書を管理するソフト『IDM Document Service』、データを自動送信するソフト『Integrated Workflo』、クライアント側から電子文書を検索/表示できるソフト『IDM Desktop』、ウェブブラウザーから電子文書を検索/表示できるソフト『IDM WebDesktop』、スキャナー用デバイスドライバーソフト『IDM Capture Personal』、ファクスサーバーソフト『IDM Capture Fax Inbound』、クライアントからファクス送信するソフト『IDM Print Fax Outbound』と10クライアントのライセンスが含まれる。対応OSは、Windows NT Server 4.0。

米ファイルネットの社長兼CEOのリー・ロバーツ(Lee D. Roberts)氏は、同システムを導入することにより、人件費や用紙代の削減、書類の保管場所の問題など物理的なメリットがあると説明。さらに、データは電子情報として一元化されているために、業務の効率化や迅速で精度の高い意思決定ができると強調した。

米ファイルネットの社長兼CEOのリー・ロバーツ氏
米ファイルネットの社長兼CEOのリー・ロバーツ氏



日本ファイルネットは、Panagon スタータキットの価格戦略によって、新規ユーザーの獲得や、Panagonの本格導入を推進したいという。Panagonの対応OSは、Windows NT Server 4.0、HP-UX、Solaris、AIX。

同社は、2000年の第1四半期に『Panagon』の新バージョンを投入する予定。

同システムは、日本生命保険(相)、千代田生命保険(相)などで導入されている。

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