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米IBM、新素材採用でHDDの記録密度1平方cmあたり5.43ギガbitを達成

1999年10月06日 00時00分更新

文● 編集部 山本誠志

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日本アイ・ビー・エム(株)の発表によると、米IBM社は4日(現地時間)、HDDで1平方インチあたり35.3ギガbit(1平方cmあたり5.43ギガbit)の記録密度を達成したことを発表した。この数字は、同社が5ヵ月前に達成したHDD記録密度(1平方インチあたり20ギガbit)の記録を抜いて、世界最高となる。

今回発表されたHDDの高記録密度技術は、ディスク表面に独自の合金素材を採用することで実現したもの。新素材の採用によって、磁性変化に強く(記録したデータが経年劣化で失われにくい)、かつデータの書き込みが容易になり、高記録密度が達成できたという。

なお、同社では新素材の組成については公表していないが、既存の製造設備を用いての量産も可能としており、新素材を用いた高記録密度HDDの製品化も予定している。

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