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【MBSメディアショーレポート Vol.2】デジタルコンテンツ制作の現場

1999年10月05日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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(株)毎日放送(大阪府)が主催した“MBSメディアショー”では、放送を受信するコンシューマー向けの製品だけではなく、デジタル放送のコンテンツ制作の現場で活躍する各種機材も登場した。

HDTV(高精細テレビ)に対応する大型中継車。松下通信工業(株)製。メディアショー期間中に行なわれた地上波デジタル伝送実験に使用された
HDTV(高精細テレビ)に対応する大型中継車。松下通信工業(株)製。メディアショー期間中に行なわれた地上波デジタル伝送実験に使用された



HD大型中継車の内部。デジタルビデオスイッチャーなどアナログ時代の機材に比べ省スペースなため、従来の中継車と比べ搭載できる機材も増えた
HD大型中継車の内部。デジタルビデオスイッチャーなどアナログ時代の機材に比べ省スペースなため、従来の中継車と比べ搭載できる機材も増えた



松田通商(株)のラジオ局向けデジタルオーディオ放送システム。WindowsベースのPCを使用するため、設備コストを抑え、音源データをネットワーク管理する事ができる。スタジオのDJがその場で膨大なライブラリーから選曲して送出することも可能だ
松田通商(株)のラジオ局向けデジタルオーディオ放送システム。WindowsベースのPCを使用するため、設備コストを抑え、音源データをネットワーク管理する事ができる。スタジオのDJがその場で膨大なライブラリーから選曲して送出することも可能だ



デジタル放送システムの核となるDVD-RAMライブラリー。日本ビクター(株)の製品で、片面2.6GBのDVD-RAMディスクを600枚まで、合計1.56TBまで収納可能。内部のチェンジャーでディスクを切り替えて使用し、切替時間は平均4.5秒という。オーディオデータはMPEG-2で圧縮保存する。放送の録音に使用した場合、これ1台で24時間365日分は十分対応するという
デジタル放送システムの核となるDVD-RAMライブラリー。日本ビクター(株)の製品で、片面2.6GBのDVD-RAMディスクを600枚まで、合計1.56TBまで収納可能。内部のチェンジャーでディスクを切り替えて使用し、切替時間は平均4.5秒という。オーディオデータはMPEG-2で圧縮保存する。放送の録音に使用した場合、これ1台で24時間365日分は十分対応するという



MBSが加盟するJNN系列で使用されているニュースサーバーシステム。ニュースの映像素材を東京のTBSのサーバーで一括管理し、必要があれば各局で随時呼び出し、オンラインで送られてくる素材を即座にニュースで使用できる。従来では素材をアナログテープに落とし、そこから編集作業をする必要があったため迅速さに欠けていた。CS放送のニュースチャンネル用に開発されたシステムだという
MBSが加盟するJNN系列で使用されているニュースサーバーシステム。ニュースの映像素材を東京のTBSのサーバーで一括管理し、必要があれば各局で随時呼び出し、オンラインで送られてくる素材を即座にニュースで使用できる。従来では素材をアナログテープに落とし、そこから編集作業をする必要があったため迅速さに欠けていた。CS放送のニュースチャンネル用に開発されたシステムだという



毎日放送が開発した制作現場用機材も展示された。これは“自動応答システム”で、あらかじめアナウンサーが必要な言葉を吹き込んでおき、文章のデータを入力すると自然な発音で読み上げてくれる。スポーツ大会の速報テレフォンサービスで威力を発揮しているという
毎日放送が開発した制作現場用機材も展示された。これは“自動応答システム”で、あらかじめアナウンサーが必要な言葉を吹き込んでおき、文章のデータを入力すると自然な発音で読み上げてくれる。スポーツ大会の速報テレフォンサービスで威力を発揮しているという



こちらも毎日放送が開発した“エコーキャンセラー”。生放送の時、現場レポーターは放送をイヤホンでモニターしながらレポートするが、この時中継でタイムラグが生じ、自分の声が数秒遅れで聞こえてしまい、極めて話しにくい。この装置を使えば遅れてくる自分の声だけをキャンセルしながらモニターすることが可能になる
こちらも毎日放送が開発した“エコーキャンセラー”。生放送の時、現場レポーターは放送をイヤホンでモニターしながらレポートするが、この時中継でタイムラグが生じ、自分の声が数秒遅れで聞こえてしまい、極めて話しにくい。この装置を使えば遅れてくる自分の声だけをキャンセルしながらモニターすることが可能になる

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