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日本HP、4CPU搭載のUNIXワークステーション最上位機を発表

1999年09月22日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本ヒューレット・パッカード(株)は、UNIXワークステーション『HP VISUALIZE(ビジュアライズ)ワークステーション』の最上位機種として、64bitRISCプロセッサー*PA-8500-440MHzを4基搭載し、標準で4GBのメモリーを搭載した『HP VISUALIZEワークステーション モデルJ7000』を発表した。価格は本体(4CPU,4GBメモリー)で、1206万7000円。10月初旬に出荷予定。

*PA-8500:ヒューレット・パッカードが開発した、64bitRISCプロセッサー。0.25μmプロセスで製造され、1.5MBのオンダイ1次キャッシュを備える。同社のプロセッサーロードマップによると、来年前半にはPA-8600が投入される予定。その後ほぼ1年ごとに、PA-8700、PA-8800、PA-8900まで予定されている。同社のワークステーション/サーバーシステムは、その3年間でインテルのIA-64に段階的に移行する計画という。



J7000は、同社が5月に発表したHP VISUALIZEシリーズのデザイン/アーキテクチャーを踏襲し、1GB毎秒のメモリーバンド幅(連続時)、2GB毎秒のピーク・I/Oバンド幅を持つ。プロセッサーの冷却ファンはPA-8500専用に設計されたもの。RAMは120MHzのSDRAMで、最大搭載メモリーは8GB。

HDDは9GB(毎分1万回転、Ultra2 SCSI LVD) で、内蔵可能な最大容量は72GB(ホットプラグ対応)、リムーバブルメディアとして、最大32倍速のCD-ROMドライブ(ATAPI)、4mm DDS-3テープドライブを内蔵する。USBインターフェースも装備するが、サポートは標準添付のキーボードと3ボタンマウスのみとなっている。なお、PS/2コネクターは持たない。ネットワークインターフェースは10/100BASE-TXを持つが、オプションとして1000BASE-SXインターフェースも用意される。OSはHP-UX 10.20およびHP-UX 11.0(ただし、8GBのメモリー空間を利用するにはHP-UX 11.0が必須)。

なお、同社ではJ7000の発売を記念し、PA-8500を2基搭載したJ5000(最大メモリー容量4GB)とJ7000を最大メモリー構成で受注した場合に、J5000で1GB分(定価ベースで約180万円)、J7000で2GB(定価ベースで約360万円)を、割り引いて販売するキャンペーンを12月31日まで実施する。

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