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台湾のPenbex、音声メモや手書き入力が可能な小型携帯情報端末『DigiPad』を開発

1999年09月21日 00時00分更新

文● 編集部 高柳政弘

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台湾のPenbex Data Systems社は、音声の録音や手書きのメモ入力ができる日本語版の小型携帯情報端末『DigiPad』を開発していることを明らかにした。これは、Penbex社とPenbex社の日本法人のカドマス・マイクロ・ジャパン(株)が明らかにしたもの。正式発表は10月下旬を予定している。同製品の出荷は12月中旬の予定で、価格は3万円前後となる見込みだという。日本の販売元は(株)クラウン無線に決定している。

同製品は10月下旬に米国や欧州で販売する予定の『Personal Companion(製品名未定)』を日本語化したもので、詳細は未定ながら、CPUにモトローラ社のDragonBall-EZ328-16MHz、メモリーにDRAM(8MB)とFlash ROM(2MB)、独自OSの『PenBex OS』の日本語版などを搭載する。ディスプレーは、160×160ドットの4階調モノクロ液晶(バックライト付き)。同製品は、約束を表示しアラームで知らせる“Date Book(予定表)”、“Address(住所録)”、仕事の内容や期限を1500件まで表示できる“To Do List(備忘録)”、“Memo Pad(メモ帳)”、“One-Touch Find Key(検索機能)”、“e-mail”や“IrDA(赤外線通信)”などの機能を装備。“Memo Pad”は、音声メモ、手書きでメモを入力できることや、一筆書きによる手書き文字を認識して文字を入力できる点が大きな特徴となっている。モデムはオプション。同製品では、市販のWindows用のスケジュール管理ソフトとのデータ共有化も検討しているという。本体サイズは幅65×奥行き107×高さ17mmで、『IBM WorkPad c3』と比較して5.65mm高い(厚い)が、幅は14mm狭く奥行きも8.5mm短くなっているという。重量は120g(単4アルカリ電池×2含む)で『IBM WorkPad c3』と同程度。

左側は名刺入れ、右側は『DigiPad 英語版』
左側は名刺入れ、右側は『DigiPad 英語版』

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