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日本IBM、UNIXサーバー『RS/6000』シリーズに50万円台の薄型ラックマウントモデルなど新製品を追加

1999年09月17日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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日本アイ・ビー・エム(株)は16日、UNIXサーバー『RS/6000 モデルB50』と『RS/6000 モデルS80』などを発表した。これらはインターネットサービスプロバイダーや電子商取引を行なう事業者などを対象とし、『RS/6000 モデルB50』はウェブサーバーやメールサーバーなどフロントエンドの業務に焦点を当てたモデル、『RS/6000 モデルS80』はデータセンターなどバックエンドの業務に焦点を当てたモデル。出荷開始予定日はともに24日。

『RS/6000 モデルB50』と『RS/6000 モデルS80』


『RS/6000 モデルB50』
『RS/6000 モデルB50』



『RS/6000 モデルB50』はラックマウント型の筐体を採用。PowerPC 604e-375MHzプロセッサーを搭載する。メモリーは最大約1GBまで、ディスク容量は最大約36.4GBまで拡張可能。インターフェースは標準で、UltraSCSI×1、10/100BASE-Ethernet×1などを搭載する。サイズは幅447×奥行751.8×高さ88mmで、19インチのラックに最大20台収容することができる。このモデルに関しては、従来の代理店販売に加え、同社の通販サイト“shop IBM”や電話によるダイレクト販売も行なわれる。

『RS/6000 モデルS80』
『RS/6000 モデルS80』



『RS/6000 モデルS80』はOSに64bit対応のUNIX OSであるAIXを採用したデータセンター・サーバー。Power PC RS64III-450MHzを最大24基まで搭載できる。このプロセッサーは、0.22μm銅配線技術を採用する。CPU、メモリー、I/0間を結合するシステムバスには、1秒あたり43.2GBのデータ転送が可能なデータスイッチを搭載。メモリーは最大約64GBまで、ディスク容量は最大873.6GBまで対応する。

そのほか同時に、UNIX超並列サーバー『RS/6000 SP Power3 SMP ハイ・ノード』、エントリーサーバー『RS/6000 SP モデルT70』、AIXの最新バージョンとなる『AIX 4.3.3』も発表した。

IBMがUNIXサーバー市場に本気で取り組むというメッセージを強調する日本IBM理事でシステム製品事業担当の上口幸生氏
IBMがUNIXサーバー市場に本気で取り組むというメッセージを強調する日本IBM理事でシステム製品事業担当の上口幸生氏

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