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シマンテック、クローン作成ソフトの新バージョンを発売--ネットワークの集中管理機能を強化

1999年09月08日 00時00分更新

文● 編集部 寺林暖

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シマンテック(株)は7日、同社の『Norton Ghost』シリーズの最新バージョン『Norton Ghost 6.0』を発売すると発表した。“Norton Ghost”シリーズは、ネットワーク上のPC内のHDDから、複製用のデータ(クローンイメージ)を作成するソフト。クローンイメージはトラブル時の復旧やデータのバックアップに利用される。同製品は、企業向けにライセンス販売が行なわれ、24ライセンスまでの価格は12万3000円。発売開始は11月10日となっている。販売目標は2億5000万円の予定。

Norton Ghost 6.0は、システム管理者用に“集中管理コンソール機能”を搭載。ネットワーク上のPCのクローンイメージの作成、各PCへのクローンイメージの配信などの作業を一括してコントロールできる。また、“ポストクローニング機能”により、クローンイメージをネットワーク上のPCにインストールする時に、コンピューター名・ドメイン情報・TCP/IP設定などの個別情報を自動的に設定することが可能。Linux標準のファイルシステムEXT2にも対応し、パーティション単位でクローンを作成できる。

また、旧バージョンと同様に“マルチキャスト”機能も搭載。ネットワークを通じ、複数のクライアントのPCに同一のクローンイメージを配信することができる。今回のNorton Ghost 6.0では、Novellのネットワークにも対応。NetWareサーバーからのマルチキャストが可能となっている。

同社は、旧バージョンのユーザーを対象に、Norton Ghost 6.0への無償アップグレードキャンペーンを実施するという。期間は9月13日から10月末までとなっている。

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