台湾のVIA Technologies社は5日(現地時間)、米IDT社との間で、IDTの子会社である米Centaur
Technology社を買収することで合意したと発表した。Centaur Technologyはx86互換プロセッサーである『WinChip』の事業を行なっている会社。今回の買収にはテキサス州オースチンのx86互換プロセッサーのデザインチームや、WinChip関連のIP(Intellectual
Property)の譲渡も含まれる。また、両社はお互いが所有するIPに関してクロスライセンスを結ぶことも発表した。
IDTは7月にx86事業からの撤退を発表していた。また、VIAは今月3日に米ナショナルセミコンダクター社から、米Cyrix社のパソコン用x86プロセッサー事業買収について、最終合意に達したことを発表したばかり。これで、x86互換プロセッサーを手がけるのは、米AMD社、米Rise
Technology社とVIAの3社に絞られたことになる。