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最新のデジタルサウンド機器を多数展示--“MIDI WORLD'99”が開催

1999年08月02日 00時00分更新

文● 浅野純一

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デジタルサウンド関連機器の展示会“デジタルミュージック・フェア~MIDI WORLD'99~”が7月30日から8月1日まで、東京江東区の東京ビッグサイトで開催された。デジタル電子楽器の共通インターフェース規格・MIDIに対応したシンセサイザーやパソコン用の音源モジュール、エレクトロニックドラム、電子ピアノ、パソコン用ソフトウェアのほか、若者に人気のDJ用機材なども展示された。

参加した企業・団体は26と例年なみ。ヤマハとローランドというこの分野での2大メーカーがともに巨大なブースを構え、他社が小間を埋めるフォーマットも例年どおりだ。主催は、(社)音楽電子事業協会と(株)日本経済新聞社。

ヤマハの新製品。上が音源モジュールのCS6R。下がキーボード付きのCS6x。ともにドータカードで音源を追加することができる
ヤマハの新製品。上が音源モジュールのCS6R。下がキーボード付きのCS6x。ともにドータカードで音源を追加することができる



ヤマハのUSB対応AVアンプ。発表直後のホットな製品だけに注目を集めていた
ヤマハのUSB対応AVアンプ。発表直後のホットな製品だけに注目を集めていた



IEEE1394を音楽製作に利用するmLANのデモ。PowerBookにIEEE1394カードを入れて制御している
IEEE1394を音楽製作に利用するmLANのデモ。PowerBookにIEEE1394カードを入れて制御している



MIDIデータやアナログやデジタルのオーディオ信号をIEEE1394に載せる変換ボックス。従来と違い、かなり製品に近いものが展示された
MIDIデータやアナログやデジタルのオーディオ信号をIEEE1394に載せる変換ボックス。従来と違い、かなり製品に近いものが展示された



最大の注目は、秋以降に発売する新製品を大量に投入したヤマハブースだ。シンセサイザーや拡張音源カード、USBインターフェースなど初お目見えとなる製品が多数展示された。中でも音源ボードを拡張することで音源システムを拡張できる“MODULAR SYNTHESIS PLUG-IN SYSTEM”が目を惹いた。DSPでアナログシンセサイザーをシミュレートする『PLG150-AN』や64音同時発音のピアノ音源を実現する『PLG150-PF』の2枚が展示されたほか、名機DX/TXシリーズを再現したり、VA音源を追加できるボードの発売も予定されている。同時に展示されたシンセサイザーの新製品S80やCS6x、CS6Rはこのシステムに対応しており、自らの音源に加えることができる。これまでさまざまな音源方式を開発してきた同社だが、今後それらのほとんどをカード化する予定だ。これ以外には同社初のUSB-MIDIインターフェース『UX256』、先日発表されたばかりのUSB対応AVアンプ『RP-U100』も展示された。また、IEEE1394の音楽利用(規格名:mLAN)に熱心な同社はこれまで何度もデモ展示を行なってきたが、今回はデジタルやアナログのオーディオ信号とMIDIデータをIEEE1394網に載せるためのコンバーターを製品に近いかたちで展示した。IEEE1394まわりのコピープロテクト仕様が固まり次第、年末には発売される予定だ。

ローランドの24bitデジタルミキサー。内部処理をすべてデジタルで行なう
ローランドの24bitデジタルミキサー。内部処理をすべてデジタルで行なう



デスクトップミュージックの入門パッケージを扱うローランドは体験セミナーを開催
デスクトップミュージックの入門パッケージを扱うローランドは体験セミナーを開催



一方のローランドは対照的に新しい製品はなく、先日発表した音源モジュール『SC-8850』を中心に、パソコンと組み合わせる入門セット『ミュージ郎』シリーズなどを展示、同時にコンピューターミュージック入門のセミナーも開催した。また、パーソナルユース向けのハードディスクレコーダー専用機『VSシリーズ』、ミキサーを完全デジタル化した『VM3100』、デジタル対応スピーカーなども注目を集めていた。

“テクニクス”(松下電器のオーディオブランド)は、鍵盤部分を引き出し式に収納できるデジタルピアノを展示した。木目調が渋い
“テクニクス”(松下電器のオーディオブランド)は、鍵盤部分を引き出し式に収納できるデジタルピアノを展示した。木目調が渋い



NECの社内ベンチャー・テレミディックは電話回線を使って遠方のプレーヤと同期演奏ができるインターフェイス『TeleMidi』を展示。ISDN対応の新製品も
NECの社内ベンチャー・テレミディックは電話回線を使って遠方のプレーヤと同期演奏ができるインターフェイス『TeleMidi』を展示。ISDN対応の新製品も



カシオはフロッピーディスクドライブを内蔵したキーボードを展示した。データを入れ替えたり、通信経由でダウンロードして自動伴奏させることができる
カシオはフロッピーディスクドライブを内蔵したキーボードを展示した。データを入れ替えたり、通信経由でダウンロードして自動伴奏させることができる



河合楽器は大型液晶パネルを搭載したデジタルピアノを展示。歌詞や楽譜などさまざまな情報を表示できる
河合楽器は大型液晶パネルを搭載したデジタルピアノを展示。歌詞や楽譜などさまざまな情報を表示できる



このほか面白かったのは第一興商。以前一部で人気を読んだ『ジャミネーター』風の簡易なギター型コントローラでカラオケに合わせてギターソロを弾くシステムを参考出品した。コントローラはMIDI信号を発生、カラオケ用音源で発音する。採点機能などはなく、その場の盛り上げ用の小道具になる。同社はこのほか128音同時発音の通信カラオケ用音源モジュールや、バックグランドで流す絵を収録したDVDチャンジャーも展示した。また、ピアノ練習ソフトや、カンタンに作曲を支援するツール、鼻歌で入力するソフトなど、MIDIを介して音楽への敷居を低くしたソフトウェアも多数展示されていた。

クラブ人気も手伝ってDJ用のデジタルツールは各社とも力を入れている商品
クラブ人気も手伝ってDJ用のデジタルツールは各社とも力を入れている商品



音楽用コンピュータといえばアップルというわけで、アップルコンピュータも自らブースを出展。iMacとG3Macは会場のあちこちでも大活躍。ただしiBookの展示はなかった
音楽用コンピュータといえばアップルというわけで、アップルコンピュータも自らブースを出展。iMacとG3Macは会場のあちこちでも大活躍。ただしiBookの展示はなかった



シンセサイザーメーカーのコルグは16チャンネル対応のハードディスクレコーダを展示した
シンセサイザーメーカーのコルグは16チャンネル対応のハードディスクレコーダを展示した



カラオケの第一興商は最新の通信カラオケ用音源とDVDチェンジャーを展示
カラオケの第一興商は最新の通信カラオケ用音源とDVDチェンジャーを展示



複数のボタンを押し分けることでさまざまなフレーズを再生できるギターコントローラ。これで盛り上がる?
複数のボタンを押し分けることでさまざまなフレーズを再生できるギターコントローラ。これで盛り上がる?



各ブースや特設会場ではさまざまなデモンストレーションが行なわれるほか、MIDI技術の検定試験に関するセミナーや音楽製作セミナーなど併催されるイベントも多い。ネット上にも“Virtual MIDI WORLD”が用意されている。

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