日本ヒューレット・パッカード(株)は企業向けの大規模メッセージングソフトウェア『OpenMail
リリース6.0』の販売活動を開始した。独自の“パラレルキュー・アーキテクチャ”により、メッセージ処理の高速化
を図っている。
クライアントのメールソフトとしてマイクロソフト(株)の『Outlook』をサポートしたほか、1サーバー数万クライアントの管理も可能になった。ディレクトリーアクセスの標準としてLDAP
V3(*1)、クライアントインターフェースとしてはIMAP
rev1(*2)をサポートする。価格は、50ユーザー版で51万8000円となる。
注1)LDAP:Lightweight
Directory Access Protocol。汎用性の高いディレクトリサービスプロトコルであるX.500ディレクトリサービスをインターネット向けに軽量、簡素化したサービスプロトコル。ウェブブラウザーやメールソフトなどからも容易に利用できるように、簡素化したプロトコルとして開発された。
注2)IMAP:Internet Message
Access Protocol。インターネットメールシステムにおいて、メールを読み出したり送信したりするためのプロトコル。POP/SMTPプロトコルと異なり、送信と受信の両方の機能をあわせ持つ。POPのようにメール自体をクライアント側へロードしてこないので、複数のクライアント環境から(たとえば会社と自宅の両方からアクセスする場合など)アクセスしても、メールを同じように読み書きすることができる。