日本電気(株)は16日、同社のオブジェクト指向データマネジメント製品『PERCIO(Linux対応試用版)』と、RDBシステム『WEBHermo/RDB(Linux対応試用版)』を、同社ウェブサイトからの無償ダウンロードで提供すると発表した。両ソフトウェアとも、すでにUNIX版が販売されている。
PERCIOは、音声や画像など、各種データをオブジェクト指向のプログラムから利用することが可能になるソフトウェア。インターネットサービスプロバイダーなどのメール管理など、多種にわたるデータ管理を取り扱う業務をターゲットとしている。Linux対応試用版には、試用期間は設けられていない。ただし、HDD障害時における復旧機能や、複数クライアントで同時に使用できないなどの制限がある。
WEBHermo/RDBは、ウェブブラウザーからデータベースへのアクセスをサポートし、検索やデータ処理が行なえる。グラフィカルなユーザーインターフェースを採用しており、HTMLなどの知識がないクライアントユーザーでも操作が可能となっている。こちらは、機能制限はないが、試用期間が'99年10月末までとなっている。
両試用版とも、対応するディストリビューションは日本語版RedHat
Linux 5.2、Turbo Linux 日本語版3.0となっている。