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EMCジャパン、ストレージシステムの新製品を発売、24時間サポートも開始

1999年07月15日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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イーエムシージャパン(株)は、ストレージシステム『Symmetrix』ファミリーの新製品となる『Symmetrix3930/5930』、『同3830/5830』、『同3930/5930』の3機種を発売した。価格はシステム構成によって異なり、3630の最小構成価格で4198万円から。

今回発表された『Symmetrix』ファミリーの新製品群
今回発表された『Symmetrix』ファミリーの新製品群



Symmetrixファミリーは、同社が提唱するストレージ製品を中心としたシステム概念である、“ESN(Enterprise Storage Network)”を構築するためのストレージシステム。18GBのディスクドライブと36GBのディスクドライブを組み合わせて利用する。システムに内蔵されるCPUのクロック周波数が、従来機種の65MHzから75MHにアップされ、また、バス帯域幅も毎秒500MBから720MBにアップしており、パフォーマンスが従来機に比べ30パーセント以上向上したという。インターフェースはUltra- SCSIを装備する。

『Symmetrix3930/5930』は、ディスクドライブを最大32台まで搭載可能で、最大記憶容量は約1TB(1TB=1024GB)。『同3830/5830』は、ディスクドライブを最大96台まで搭載でき、最大容量は約3.5TB。『同3930/5930』は、ディスクドライブを最大256台まで搭載可能で、最大容量は約9TBとなる。

また同社は19日から、Symmetrixファミリーおよび『エンタープライズ・ストレージ・ソフトウェア』用のカスタマーサービスを、年中無休の24時間体制で行なうと発表した。

このカスタマーサービスは、同社のジャパン・カスタマー・サポート・センターを通じて提供される。Symmetrix製品に搭載された自己診断機能と遠隔保守システムにより、製品の異常を予知すると電話回線を通じてサポート・センターに自動通知する仕組みとなっている。障害発生時には、センターからエンジニアが派遣され、現場で保守作業を行なう。

同社代表取締役社長の小手川清氏は、「昨今、ストレージ製品は、単一のサブシステムから統合ソリューションへと変貌を遂げている。われわれは、ストレージを中心としたソリューション概念をESNとして提唱し、ESNを実現するコンポーネントを発表してきた。ユーザーの関心がインターネットでのビジネスに移り、企業情報システムとインターネットを連携させることが重要となってきた今、ESNの需要はさらに高まっていくだろう」としている。

EMCジャパンの小手川清社長
EMCジャパンの小手川清社長

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