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NTT-ME、プロバイダー向けにシステム構築サービスを販売――自身もISDN接続サービスを開始

1999年07月15日 00時00分更新

文● 編集部 白神貴司

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(株)エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)は15日、インターネットサービスプロバイダー(ISP)向けに、インターネット接続サービスのシステム構築をサポートするサービスを16日に開始すると発表した。同時に、このシステムを導入して同社が行なうインターネット接続サービスについても発表した。

ISP向けシステム構築サポートサービス

このISP向けシステム構築サポートサービスは、“WAKWAK(ワクワク)プロバイダソリューションパッケージ”と呼ばれ、ISDN回線を利用して、インターネット接続サービスや、コンテンツなど情報配信サービスのシステム構築をサポートするもの。同社が提供する光ファイバーを活用した高速・広帯域マルチメディアサービス『XePhion(ゼフィオン)』へのアクセスをサポートするほか、アニメーションなどのコンテンツそのものや、課金・認証システム用の各種アプリケーションなど、ISPを運用する際に必要となるものを、パッケージ化して提供する。'99年秋に予定されているISDN接続料金の定額制や、同時期に実験が開始される予定のADSL(*)に対応したサービスも順次提供するという。

WAKWAKプロバイダソリューションパッケージは、同社が提供する光ファイバーを活用した高速・広帯域マルチメディアサービス『XePhion(ゼフィオン)高速IPエクストラネットサービス』へのアクセスサポートを提供する。サーバーなどのハードウェアセットアップの代行が必要な場合には、個別に対応するという。

アプリケーションには、ユーザー認証システムや課金システムとしてのミドルウェア、ヘルプデスクシステムが用意されている。また、コンテンツとしてはアニメーションやスポーツのハイライトシーン、音楽などが提供される。アニメーションでは、『あしたのジョー』や『鉄腕アトム』など、テレビで放映された映像が提供される。

WAKWAKの画面例
WAKWAKの画面例



これらのコンテンツは、購入すればすぐに導入できるパッケージ単位でも提供される。同社によれば、コンテンツは順次拡充していく方針だという。

同社の第5マーケティング本部の金田哲也第3事業部長は、「ISPが自前でアニメや動画を提供するには、膨大なコストがかかる。WAKWAKプロバイダソリューションパッケージを利用すれば、ISDN回線を用いたISPサービスと、コンテンツの配信システムが低コストで構築できる」と語る。サービス料金は1ユーザー当たり月額1200~1500円程度となる。

左から、NTT-ME第5マーケティング本部の矢野厚第4事業部長、同本部の金田哲也事業部長、池田茂社長
左から、NTT-ME第5マーケティング本部の矢野厚第4事業部長、同本部の金田哲也事業部長、池田茂社長



同社によると、現在契約に至っている案件はないが、今後営業活動を進めて数10社の契約を目指すという。

コンシューマー向けISPサービス“WAKWAK”

本サービスは、同社がWAKWAKプロバイダソリューションパッケージを実際に導入して運用するインターネット接続サービス。一般ユーザーから会員を募集し、ISDN回線を利用したインターネット接続サービスやコンテンツの提供を行なう。

料金システムは、月額基本料金が2000円で20時間無料接続サービスが付属する“WAKWAKスタンダード”と、月額3000円で150時間の無料サービスが付属する“WAKWAKワイド”の2タイプ。両タイプとも、無料接続時間を超過した後の料金は1分当たり7円となる。

同社では、WAKWAKを、WAKWAKプロバイダソリューションパッケージがターゲットとするISPに向けたサンプルケースと位置付けている。金田氏は、「新しいサービスを開始した、というだけではなかなか理解してもらえない。そこで、具体例を示すためのNTT-ME自身がサンプルプロジェクトとしてWAKWAKをアピールする。実際にWAKWAKを見てもらうことで、ターゲットとするISPの理解を深める狙いがある」とコメントした。

WAKWAKへの登録はオンラインサインアップで行なう方針だという。また、会員は雑誌等に広告を掲載して募集とするとしている。目標とする加入数は3万件で、会員募集は16日に開始する。

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